悪徳警官の部下に弱味を握られました Ⅱ【hpmi】 (ページ6)

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五十三縄目ページ6

Aside
丁度御昼時。私は先程の左馬刻との話がやけに心に突っ掛かって仕方がなかった。
アウト○ット内の道を歩きながら左馬刻はスマホを取り出し、時間を確認した。
左馬刻「おー…丁度昼時じゃねぇか…お前ら何食いたい？」
銃兎「そうですねぇ…パスタ、辺りですかね」
理鶯「小官は皆の意見を優先にする。だから何でもいいぞ」
左馬刻「そーか…Aは何が食いたい？」
『え？あ、あぁ…私は何でもいいかな』
左馬刻「ンじゃあパスタでも食いに行くか」
レストラン街の方へ足を運び、とあるパスタ専門店に四人で入った。店の奥の方にある喫煙席に座り、メニュー表を取り出す。
左馬刻「うおっ！？なんだこのパスタ黒いじゃねぇか…！こんなパスタあんのか…」
銃兎「それはイカスミを使ったパスタだな…ってかそれも知らなかったのか？笑」
左馬刻「っるせぇ！」
ここに来てまた喧嘩か…と呆れながら私と理鶯さんはメニューを静かに見ていた。
理鶯「ふむ…小官はボロネーゼにしよう。Aはどうする？」
『私は～ミートソースでいいかな…銃兎と左馬刻は決まったの？』
そう言うと左馬刻はえっ、と鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔をしその隣に居た銃兎は縦に首を小さくふった。
左馬刻「俺様はナポリタンでいい」
銃兎「私はカルボナーラで」
すみませーんと銃兎が店員さんを呼び淡々と注文していく。銃兎が注文を終わらせると皆一斉にお手拭きで手を拭いた。その様子を見て理鶯さんは軽く笑みを溢した。
理鶯「息ぴったりだな…小官たちは」
理鶯さんがそう言うと左馬刻はタバコを取り出し火をつけて吸いフゥと煙を吐いたのち口を開いた。
左馬刻「ったりめぇだろ？俺様たちはダチ以上の関係なんだ。これぐらい普通だろ」
そう言うと左馬刻ははにかんだ。すると隣に座っていた銃兎が何時もの胡散臭い笑みを浮かべた。
銃兎「ハッ…893の癖にいいこと言うじゃないですか…まぁ私とAは恋人ですけどね」
『！？ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ』
水を丁度飲んでいた時に爆弾発言が投下されて思わずむせて咳き込んだ。
理鶯「大丈夫か？A」
『ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ……ｧ゛うん大丈夫…ｺﾞﾎｯ』
私がむせているのに銃兎はニコニコしていた。クソサイコパスめ…とか思ったのは置いておくとして
『マジでやめて公共の場で言わないで』
銃兎「すみませんつい嬉しかったもので(ﾆｺｯ」
左馬刻「このうさちゃんやべぇわ」
銃兎「うるせぇ黙ってろ馬野郎」
左馬刻「誰が馬野郎だゴラァ！」