悪徳警官の部下に弱味を握られました Ⅱ【hpmi】 (ページ13)

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Aside
翌日――
時刻は午後４時
用事を全て済まし、あとは銃兎にプレゼントを渡すだけとなった。

『あ、銃兎にLI○Eしてから行こうかな…』

そう思い、スマホを開く。するとピロン、と通知がやって来た。
送り主は…銃兎。

銃兎A,今空いてるか?
A空いてる!丁度私も聞く所だったんだ
銃兎分かりました。では、此方へ来てくれませんか?
A了解(^-^ゞ

スマホの電源を落とす。プレゼントを持ち、貴重品をバックにいれる。車と家の鍵を取り車に乗り込んだ。
エンジンをかけ、私は銃兎の家まで車を走らせた。

数十分後――

思ったより遅れてしまった。すべての信号で捕まったのが仇に出たな…そんな事は置いといて。
駐車場に車を停め、大きめのバックにプレゼントを入れて隠し、インターホンを鳴らす。

ピンポーン

銃兎《Aか。入ってきていいですよ》
『んじゃ遠慮なく』

ブチッと通話が切れる。私は玄関のドアノブに手をかけそのまま開く。

『お邪魔しま～す』

靴を脱ぎ、揃えて並べる。隣には銃兎が何時も使っている赤い革靴があった。こう見るとやっぱり男の人の靴って大きいんだなって心底思うよ…。
靴を並べ終えて、私はリビングへお邪魔する。

『来たよ～』
銃兎「スゴい大荷物だな…お前何持ってきたんだよ」
『あ、知りたい？』
銃兎「そりゃあ知りたいですよ」

ひとつ目のプレゼントであるワインとつまみのチーズとサラミが入った紙袋を出す。

銃兎「これは…？」
『はい、これ私からのひとつ目のクリスマスプレゼント…かな』

恥ずかしくてぎこちない笑みを浮かべた。
銃兎の方を見ると、さっきの阿保面から一転し柔らかい笑みを浮かべていた。

銃兎「ありがとうA…では、これを夜に食べましょうか」
『そーだね』

喜んで貰えて良かった…と内心ホッとする。もうひとつのプレゼントは…もっと夜が更けた頃に渡そう、そう思ってバックの入れ口をキュッと握った。

こうして談笑したりしていると夜も次第に更けていった。
時刻は午後７時。
銃兎は私があげたワインなどを用意し、私を食卓へ招く。
ワイングラスを交わし飲む。

銃兎「このワイン美味しいですね…！」
『でしょ？』

チーズを食べてる時の銃兎はまるで好きなものを食べてる子供みたいで可愛かった。
その事でからかったら小突かれたけどね(笑)

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