【募集企画】能力者と１４人の一般人〈ｗｒｗｒｄ！〉【募集締切】 (ページ33)

今日:8 hit、昨日:8 hit、合計:12,120 hit

＿＿ページ33

【過去】
　オッドアイ。ごく稀に人はオッドアイとなる。＿＿＿＿＿＿＿そして、嫌われる。彼女もその内の一人に過ぎなかった。
　彼女のオッドアイは両親からの遺伝と思われる。だが、その両親の顔は覚えていない。＿＿＿＿＿＿＿＿捨てられたからだ。彼女の両親は同じ色の瞳の子を望んでいた。だが、オッドアイの子が生まれてしまった。それで、捨てた。それだけの理由で。だが、彼女を拾ってくれる者がいた。
＿＿＿＿＿＿＿＿サーカス団のピエロだ。
たまたま、見た女の子を拾った。
可愛そうに思った女の子を拾ってくれた。
そうして、彼女の命は救われた。
　それからというものの、彼女は元気に育った。ピエロがきちんとお世話をしてくれたからだ。彼女はピエロが大好きになっていた。ただ、学校には行かせなかった。
学校に行くとオッドアイのことで虐められるから駄目だよと言われたから＿＿＿＿。
　ある日、ピエロが悲しい顔をして帰ってきた。サーカス団をクビにされたらしい。悲しい顔じゃなくて笑顔になったらいいのに。
彼女がそう思うと、ピエロは笑顔になった。それが嬉しくて、彼女も笑顔になった。この時は、まだ気づかなかった。これが能力であることに………。
それから生活は苦しくなっていった。ピエロの仕事は見つからず、食べる物も少なくなっていた。ただ少女にだけは食べ物を与えていた。12歳の少女にはまだ未来があるからだ。さらに、生活はどんどん苦しくなっていった…。
　そしてついに借金に手を出した。最初は少ない金額たったが徐々に金額が増えていった。ピエロは仕事をやっと見つけたが、借金を返済しないといけないため、給料を貰っても金はないのだった。
　2年後…少女は中学2年生になった。それと同時に＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ピエロが消えた。彼女は最初は混乱したが、落ち着きを取り戻し、探し始めた。最初は情報が全く見つからなかったが、情報屋に探してもらい“拉致”されたことが分かった。場所を教えてもらい、そこに行った。

するとそこには

ピエロの遺体と人がいた。
彼女は絶句し、固まってしまった。だから、反応が遅れてしまった。彼女は拘束されそうになった。
だが、
rk「お前なんか死んじゃえばいいのに」
彼女はそう言った。咄嗟にその言葉が出た。
すると、そこにいた人々は狂ったように叫び出した。彼女は戸惑ったがその間に蹴りをいれ、殺した。