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「お待たせしました…」
店に表れた星谷さんは一目でわかるくらい
普段と雰囲気が違った。
髪が後ろで纏めてあるから
首筋が見えて、色っぽい。
「髪、変えたの？」
そう聞くと、少し恥ずかしそうに
こくりと頷いた。
「纏めてるの初めて見たかも。」
「いつもはめんどくさくって、おろしてます」
…それって俺と会うから
いつもは面倒でしない髪型でも、したってこと？
そう考えたけど彼女にとってみたら、
そんなつもりで言ったんじゃないんだろうなー。
「お酒、飲む？」
んー、とメニューを見ながら
「…蜜柑のお酒とかあるー」
「あーでも桃も美味しそう…」
一人でブツブツ呟いてる。
表情は変わらないのにキョロキョロ動く目が
可愛くて、飽きなくてずっと見ていられると思った。
「ゆっくり決めな」
数秒考え込んだ彼女は
「…生で」
真顔でそういうもんだから、
思わず吹き出してしまった。
「待って、めちゃくちゃ悩んでたのに？」
「や、やっぱり
最初はビール飲みたいなって思ったんです！」
「ミカンとか、モモとか
あまーいのばっかいってたのに」
「もー岩田さん、笑いすぎですよ！」
「ヤバい
その流れから生はツボすぎる…」
気付けば彼女も俺と一緒に笑っていた。
生ビールが好きだったり、
二杯目からもう日本酒を頼み出したり、
レバーが好きだったり。
ギャップがあり過ぎて
ほんっと飽きない子だなって思った。
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りちゃん(プロフ) - 結さん» 初めまして！素敵なコメントをありがとうございます！励みになります♡ (2022年3月18日 16時) (
レス) @page9 id: 416e1bfd8b (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) はじめまして｡ 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2022年3月6日 23時) (レス) @page7 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りちゃん | 作成日時：2022年2月24日 12時
