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♢ ページ25

猗窩座さんのいるところに戻らないと。

ある程度の場所を説明すると、炭治郎は分かりやすく伝えてくれた。



一緒に行こうか?と言われたが、さすがに申し訳ないので1人で向かうようにした。

待ち合わせの人が鬼だと知ったら、彼は気が狂うかもしれない。

それも含めて私は全て隠し通すことが出来た。




『ありがとうございます。……助かりました』


炭「いえ!お気をつけて、またどこかで」


1人で大丈夫だと伝えるも途中までは送らせて欲しい、

そう言われたので断れなくて一緒に付いてきてくれた。



別れる際には、すぐに背中を向けずに手を振り返してくれた。

最後まで心優しい少年だと思った。

1人になり途端に静かになった。






次に会える時にはきっと……。


それ以上考えることはしなかった。


どうして、胸が苦しくなるんだろう。






鬼になってから初めての感情かもしれない。

♢→←♢炭治郎side



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作者名:はちみつ | 作成日時:2023年2月4日 17時

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