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堕「最近、変な奴になにかされてない?」
「ん、みんな変な人だよ?」
堕「だからぁ!そうじゃないわ、Aのことを悪く言う奴のことよ」
「あぁ!もちろん、大丈夫だよ〜」
堕「あたしのAが酷い目に合うのは嫌なの…、鬼狩りでもそうよ、その時はあたし達がぶっ潰してやるわ」
「そ、そんな可愛い顔して乱暴な口調はやめて…」
堕姫の勢いに圧倒され苦笑いをしながら。
強がってるんだけど本当は、優しくて素直なんだよね。
だからこそ私があなたを守らないと…。
「ねぇ、それよりA聞いて!これは大切なことなの…」
「どうかしたの?」
「この前、お三津に鬼ってバレたの…」
お三津…たしかここの女将さんよね。
それがどうかしたんだろう。
「そしてね、酷いことを言うのよ!私が禿たちをいじめて死に追い詰めたなんてことを言うから…」
わんわんと声を上げて鳴き声を出す。
誰にも言えなくて我慢してたんだろう。
「そんな!酷いことを言うの?堕姫ちゃんは良い子なのに!」
着物がよれてしまうのも構わずAに縋り付く。
見た目は大人でもAの前だと子供のようになってしまうのでつい甘やかしてしまう。
堕「だからね?もう、我慢できなくて殺した。あたしは悪くないのよね?」
「そうだよ?堕姫ちゃんは悪くない、悪いのはお三津の方だもん」
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作者名:翠 | 作成日時:2022年2月15日 21時