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夜の客に愛想良く相手をする。
もう同じことの繰り返し、正直飽きてきた。
ちょっと態度変えるだけでコロッといとも簡単に男なんて動かすことが出来るの。
客が嬉しそうに部屋を出ていく様子を見届けた。
もう今日は来ないはずなので早速彼女に会いに行こう。
***
「堕姫ちゃん…いる?」
堕「…ん?その声って…A…!?」
「わぁぁ、しーっ、静かに…」
血気術を使い堕姫の部屋に侵入するA
他の客や禿にバレたら面倒なので慎重にしているが
堕「ここは、ほとんど来ないから平気よ。Aと会えるなんて久しぶりだわ!もう、心配したのよ?」
「うぐっ…、つ、強い…私は全然大丈夫。たかが数ヶ月じゃない」
堕「あたしにとっては数十年、いや数百年会えなかった気分なの!だから寂しかった…」
大袈裟だなぁと思いつつ彼女の頭を撫でる。
堕姫ちゃんなりに頑張ってるのは知ってる。
よしよしと頭を撫でると嬉しそうに笑っていて本当に可愛い。
今の姿も鬼の姿も両方可愛い。
だから私はこの可愛い堕姫ちゃんを守らないと…ね?
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作者名:翠 | 作成日時:2022年2月15日 21時