伝説の０番目の真祖

じゅういちわ ページ16

真昼side

真昼「飼われる専門の吸血鬼……！？」

クロ「まー…なんつーか…契約した主人からのみ血をもらってー…

主人の命令にはー…めんどくせーけど従うっつーか…


【下僕の吸血鬼(servant vampire)】
…ってことで一応呼び名があってー…

お前に言ってもしょうがねーんだけどー……」

『クロは吸血鬼なの？』

長い長い説明を聞いた後Aが口を開いた

クロ「まぁな」

あぁ〜、A泣くかな？

真昼「A、大丈夫か？」

『うん！だって、クロは怖くないもん！』

真昼「ってか、お前は早く帰れ！！」

コイツ、いつまで居る気だよ……

クロ「その予定だったのに、さっきので事情が変わった おいお茶おかわり」

『はい、どうぞ』

クロ「さんきゅー」

真昼「くつろぐな！！」


真昼「それで、さっきのは何なんだよ まさかアレが契約とかいう……」

クロ「……いや

【仮契約】 死ぬほどめんどくせールールで縛られた これからもし、オレとお前の距離が離れたら……」

ごくっ

真昼「…離れたら…？」

クロ「まぁ…なんかなるぞ」

真昼「あーもーイライラするー！！」

クロ「まぁ 落ち着け
24時間以内にオレに血を飲ませなければ大丈夫……って

飲ませろっていうネタフリじゃねーからな？」

真昼「もうお前黙れ！！ポテチこぼすな！！」

クロ「に"ゃ〜〜〜！？」

もう1回掃除機で吸ってやった

クロ「可愛いペットを掃除機で吸うなんて……人間のほうがよっぽど残酷だ……」

真昼「うるせー！！可愛いくねーし、ペットじゃねー！！
そんで24時間過ぎれば仮契約？は解除になるんだな！？」

クロ「はー…こんな奴と24時間も一緒とか…」

真昼「こっちのセリフだー！！」

クロ「に"ゃーーーーっ！！！」



クロ「丸一日いることになるから、これだけは聞いとくが……猫嫌いな親とかはいねーだろーな？」

真昼「何を心配してんだよ
一応この家には俺の他にAと叔父さんがいるけど……


…まぁ ほぼ2人で暮らしてるよ 叔父さんは主張多くてほとんど家にいないし…あ！」

鏡に映ってる姿が違う＿＿…

クロ「親は？」

真昼「あぁ、母さんは＿＿＿…

＿＿＿…

母さんは…昔に事故で死んだんだ

それで1人になって…なかなか行き先が決まんなかったんだけど

叔父さんが引き取ってくれてさ

…叔父さんがいなかったら 俺…きっと…」

クロ「あー…だから…」

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