伝説の０番目の真祖

きゅうわ ページ11

真昼side


「吸血鬼が出る」

そんな噂が流行ってるのは知ってたんだ

『ねぇ、真昼クロ大丈夫かな？』

真昼「一応ネコ缶開けて置いといたから大丈夫だろ」

たわいもない話をしてる間に自分の家に着いた

真昼「ただいまーって」

あれ？俺テレビつけっぱなしだったっけ？

真昼「A、テレビつけたまんまにした？」

『ううん、Aちゃんとテレビ切ったよ！』

Aを見ると、嘘をついた顔はしていなかった

真昼「じゃあ誰が……」

リビングに行くと、カップラーメンや漫画が散らかっていて、カップラーメンを食べながらテレビを見ている知らない男の人がいた

(は？何これ？だ……






誰……？)

？？「あーーー…死ぬほどめんどくせーことに…」

男の人はラーメンをすすりながら呟いた

真昼「誰だお前ッ！人の家で何して…っ」

俺は咄嗟に近くにあったモップで殴りかかった

するとソイツは飛び上がって避けた

(な…っ)

？？「…なんて凶暴なガキだ はー怖ぇ…向き合えねー…」

真昼「な…何…っ うわ！？」

俺は躓いてカーテンを開けてしまった

真昼「いっ…て…


……え？」


さっきいた男はいなくなって、かわりにクロがいた

『あっクロ〜！』

クロを見つけたAは、クロを抱っこした

真昼「…え…？クロ……？今ここにいた奴は…？ね…猫になっ…えっ…？」

そう言いながらAが抱っこしているクロを見た

ある考えが浮かび、カーテンを閉めてみた

するとクロがさっきの男にかわった

クロ？「何しやがる…オレは日光とは向き合えねーのに…」

『に"ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』

「うわあああああ！？」

Aが急に叫び出したので俺もビックリして、叫んでしまった

クロ？「……いってぇ…こんな可愛い猫を投げんなよ……」

『ご、ごめんなさい……』

真昼「なんっ……何なんだよお前！？ってか喋った！！」

クロ？「……心優しい引きこもり吸血鬼…？」


･･･････････････

真昼「窓からっ…捨ててやるっ…」

クロ？「ちょ…オレ吸血鬼だぞ日光はやめろ！死ぬ死ぬ不老不死だけど死ぬって！！」

コイツ頭ヤバイよ！←

Aにも悪影響だし……

クロ？「人間はなんて残酷な生き物なんだ……っ」

真昼「うるせぇ妖怪！！」



そういえばコイツ、吸血鬼って言ったよな

真昼「吸血鬼…って まさか通り魔の！？俺を襲って血を飲む気じゃ……っ」

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