女の子の日 【後半】 ページ13
あれから雑誌を無事に終えた。
途中カメラのフラッシュとか
スタッフの大きい声とかで
頭が凄いガンガンして
ダメかと思ったけど
隣にいた佐久間が背中をトントンしてくれて
ちょっと気持ちが楽になって
そのおかげで無事にインタビューも終えれた。
今はみんな着替えるために楽屋に。
私はソファーに座ってるとこ
本当キツい、ちょっと吐きそうだもん。
｢ ぅぷ、っ… ｣
深｢ A、どした？気分悪い？ ｣
｢ ごめ、吐きそ、う… ｣
深｢ えっ！？待って、ゴミ箱！ ｣
向｢ ふっかさん、ゴミ箱持ってきた ｣
深｢ 吐いていいよ ｣
背中をさすってくれる
優しいふっかのおかげで
喉がキュって動いて、吐いた。
｢ っ、ぅ… ｣
自分でもびっくりした
女の子の日でこんな吐くなんて
初めてだから、めちゃくちゃ辛くて。
唾液と吐瀉物が喉で詰まって
上手く息が出来なくて噎せて。
耳にはふっかの声が届いて
それにちょっと安心したり。
でもそれとは逆に吐くのが止まらなくて
朝頑張って食べたご飯も
さっき飲んだカモミールティーも。
全部吐いちゃって、匂いも鼻に届いて
更に気持ち悪くて。
全部、怖くて、痛くて、分かんなくて。
息ってどうするんだっけ、ってなって
いつの間にか、ふっかの声も
みんなの声も届かなくなって。
｢ っ、ぁ、え、ぁ……くる、しぃ… ｣
深｢ やばい、息できてない、っ ｣
阿｢ スタッフ呼んでくる？ ｣
佐｢ 俺にちょっと任せてくれる？ ｣
佐｢ A、俺の事見れる？ ｣
｢ っ、ん… ｣
佐｢ 俺と話そっか、大丈夫だから ｣
ぼやぼやして、訳わかんない、どうしよう
ってなってる中、頭に佐久間の声が届いた
佐｢ いきなり吐いたからびっくりしたね？ ｣
｢ ん、ぅん…びっ、くり、して… ｣
佐｢ 今もまだお腹痛いでしょ？ ｣
｢ っい、たぃ… ｣
佐｢ 1人じゃ色々大変だと思うから
落ち着くまでお泊まりしよっか ｣
佐｢ Aの家に今日泊まるから
なんかあったら助けれるし、ね？ ｣
｢ ん、ぁりがとぅ… ｣
佐｢ ん、じゃあぎゅーしよっか ｣
そう言われて、抱きしめられる。
背中をトントンしてくれて
頭が段々スッキリして、視界も良くなる。
あれ、わたし、息出来てる…？
｢ さくま、ぃき、できてる… ｣
佐｢ あれ、ほんとだね ｣
｢ 佐久間、ありがと…！ ｣
佐｢ いえいえ〜(笑) ｣
お兄ちゃん達の優しさがわかった日でした
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のあ(プロフ) - 里映さん» あぁあ、ありがとうございます……！理映さんも体調に気をつけてくださいね。読んでくださってありがとうございます(笑) (2020年7月27日 4時) (
レス) id: d96d779ce6 (このIDを非表示/違反報告)
里映(プロフ) - のあさん» 初めましてです。そして初コメにお返事有り難うございます。何時も更新楽しみ拝見してます。無理をせずノアさんのペースで更新頑張って下さい。 (2020年7月26日 16時) (レス) id: a82bc0efd5 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 里映さん» では続編に続きますね…！ありがとうございます！ (2020年7月26日 16時) (レス) id: d96d779ce6 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - A・O・Iさん» じゃあ続編作りますね……！ (2020年7月26日 16時) (レス) id: d96d779ce6 (このIDを非表示/違反報告)
里映(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2020年7月26日 16時) (レス) id: a82bc0efd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2020年3月15日 10時
