元子役声優、神崎さんは高校生！ (ページ10)

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重大発表！ページ10

砂｢さ、そこに座って｣

｢失礼しまーす。｣

良｢はい。｣

砂｢実はね、新しい舞台をやる事になったんだ｣

｢舞台…それはミュージカルですか？｣

砂｢まぁ、そうだね。歌もあるさ｣

良｢それで…？｣

砂｢その舞台の主役をAと良平にやってほしい｣

｢｢え…｣｣

｢主役をですか！？｣

砂｢あぁ。｣

良｢それはどんな舞台なんですか？｣

砂｢歌とダンスが好きだった女の子が病気で歌もダンスも出来なくなるってストーリー｣

｢病気、で…｣

砂｢良平にはその女の子を再び踊れるように連れ出す役をやってほしい｣

良｢連れ出す…｣

砂｢これはあくまで話だから、嫌なら断っていい｣

｢その、他に出演する人って決まってるんですか？｣

砂｢まぁ、ちょこちょことは。｣

良｢Aが受けるなら俺も受ける｣

｢え、良平さんなら受けるかと思った…｣

良｢俺この間まで舞台やってたし、休むなら休む｣

｢あー、その際はお疲れ様でした｣

良｢ん。けどAが受けるなら俺も受けるよ
舞台って楽しいし。どうする？｣

｢んー、良平さんがそう言うなら、受けます！｣

砂｢本当にいいんだね？｣

｢はい。舞台は久しぶりで慣れないですが…｣

砂｢それは稽古してる内に慣れてくさ。｣

｢そうですね…！良平さん、頑張りましょ…！｣

良｢おう！砂岡さんよろしくお願いします！｣

砂｢じゃあ後々台本とか日程、知らせるね｣

｢｢はい！｣｣

砂岡さんが部屋から出ていく。

一気に緊張感から解き放たれて安心

｢主役かぁ…！｣

にしても主役って大丈夫かな？

良｢A、主役やんの何年ぶりくらい？｣

｢え、んーと、小4が最後だから…｣

｢7年ぶり…ですかね！｣

良｢7年ぶりか、結構間空いたな｣

｢ですね、ちゃんと出来るかなぁ｣

良｢俺もちょっと不安だわ｣

｢良平さん、なんかアドバイス下さい…！｣

良｢アドバイス！？｣

｢舞台とか良平さんの方が経験値高いですよね！？｣

良｢子役としてならAの方が舞台沢山出てるし｣

｢私は7年も空間があるのでなんかください…｣

良｢そうだなぁ。1つ言うと睡眠はまじで大事｣

｢睡眠か、なるほど｣

良｢あと表情だな｣

｢表情ですか…ありがとうございます！｣

良｢まぁ、お互いに頑張ろう。｣

｢はい！よろしくお願いしますっ｣

良｢じゃ、俺寄るところあるから｣

｢あ、はい！｣

お互いに別れて帰りましたとさ
めでたし、めでたし

私は疲れたから早く寝ちゃおう…！