「aphrodisiac」 from T.N

まさかの人違い ページ6

(どうしよう…！



宮田君がカツアゲされてる…！？)







たいして仲良くもないけど





クラスメイトの宮田君。





笑顔が素敵で、



いつも玉森君と一緒に居て、


とっても優しい人…




助けるべきだよね…









覚悟を決めなきゃ…！





『オイ、金だせって。


はやくしねえと



どうなるかわかんねェぞ？』




『か、勘弁してください！』




「ちょ、ちょっとあんたたち、



高校生にもなって



カツアゲなんて、


恥ずかしくないわけ！？


み、宮田君を開放して！」





バッと怖そうな男の人たち、

そして宮田君もこちらを振り向いた。








(あれ…？宮田君じゃない…！)





で、でも知らない人だからって、



今更逃げるわけには


いかない…！





『誰だよ、この女。』


『あれじゃね、三年の


北山の女じゃねぇ？』



『あー、あいつか…』



ぞろぞろと私を


囲みはじめる不良たち…



その間に宮田君(仮)は逃げていった。



(こ、怖い…)



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