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"茜"「だから白夜叉…私のために死ねェェ!!!!」
"茜"が銀時に向かって刀を振り上げる
だが、銀時はその刃を受け止めようとしない。
ごめんな。茜…。
そんなに苦しんでたのに
気づけなくてごめんな。
そう思いながら茜を見つめる。
"茜"の目に少し戸惑いの色が見えたが、それは直ぐに消え、銀時の頭上へと真っ直ぐに振り下ろされる__
ガキンッ!!!!
"茜"の刀と突如現れた少女の持つ傘がぶつかった。
銀「神楽!?テメー何でここに…」
神「茜が銀ちゃんをデートに誘うなんて100%有り得ないアル。だから、心配して様子見に来たネ」
"茜"が舌打ちをし、神楽と銀時から距離をとる
すると、茜の背後に近づく眼鏡
ガキンッ!!!!
銀「新八ッ!?テメーまで…」
茜は新八の一撃を受け止めた
新「神楽ちゃんの言う通りですよ！銀さんが茜さんにデートに誘われるなんて天と地がひっくり返っても有り得ません！」
銀「お前ら俺のこと何だと思ってんだよッ!!」
二人は声を揃えて
新・神｢｢マダオ｣｣
三人は"茜"に向き直る
神「銀ちゃん、コレどういうことアルか？ちゃんと説明しろヨ」
銀「あー？えーと…まァとりあえずコイツは茜の生霊みたいなもんだ」
新「生霊？ドッペルゲンガーみたいなものですか？」
銀「まァ、そういうこったァ」
敵が増えた茜は奥歯をギリギリと鳴らす
茜「クソ…白夜叉…。お前ら全員切り刻んでやるッ!!」
銀時は深呼吸をする
肺の中の空気を全て吐き切り、目の前の"茜"を見つめる
銀「待ってろ。直ぐに楽にしてやる」
銀「お前ら、躊躇うなよ。」
銀時の言葉を合図に万事屋達はそれぞれの武器を構えた
｢｢｢うぉぉおおおおッ!!!!!!｣｣｣
三人は茜に向かって勢いよく走り出す
流石の茜も三人からの攻撃には対応出来ずに、地面へ弾かれた。
しかし、茜に目立った外傷はなく、銀時がさっき折った腕も回復していた。
三人は肩で息をしながら目の前の涼しい顔をした茜を睨む
新「ﾊｧﾊｧ…斬っても斬っても攻撃が効かない…」
神「何者アルか？コイツ…茜の顔しときながら気味が悪いネ」
銀「…ﾊｧﾊｧ…」
すると、"茜"はクスリと笑う
"茜"「お前らに私は殺せない」
"茜"「"私"を殺せるのは私だけだ」
その言葉に銀時が鼻で笑う
銀「はァ？私を殺せるのは私だけェ？何カッコつけてやがる」
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作者名：あかお | 作成日時：2020年8月11日 3時
