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後日、茜は真選組に呼び出しを受け屯所に来ていた。
玄関に向かって歩いていると
どこからか木刀が飛んでくる。それを思わずキャッチすると声がかかった
沖「来てくれたんですねィ。待ってやした
____あの
茜は何も言わずに沖田が向かう道場へとついて行った
道場には他の隊士達もいて、沖田と茜の勝負を静かに見守っていた
沖田が木刀を構える
沖「一つ聞いていいですかィ？__俺との手合わせであんなに刀を持つことを拒んでいたのに、なんであの時アンタは木刀片手に闘ったんですかィ？」
茜は赤い瞳で沖田をまっすぐ見つめながら
茜「___私は生きた屍。あんな腐れ外道には屍の刃がお似合いだからな」
茜はふっと笑う
沖田はしばらく茜を見つめやがて茜と同じように笑った
沖「アンタ面白い人ですねィ。…俺は真選組一番隊隊長 沖田総悟でさァ」
やっと名乗った沖田に茜は呆れながら
茜「早く始めるぞ」
茜も木刀を持ち、構えの姿勢をとる
道場に響くのは木刀と木刀がぶつかり合う音だけ
パァンッ！カラカラカラ……
沖田の木刀が茜の木刀に弾かれ音を立てて落ちた
沖田は負けたにも関わらず吹っ切れたような顔をしている
沖「やっと本気で戦ってくれやしたねィ」
茜は無言で沖田を見つめ返す。
茜「ありがとうございました」
茜は礼をすると道場を去ろうと歩を進める
沖「____アンタのその刃は何のためにあるんですかィ？」
今なら茜の口から迷いのない答えが聞けそうな気がした
茜は沖田の方を振り返る
茜「____分からない」
あまりにも適当な答えがかえってきたので思わずズッコケる真選組一同
茜「…でも、いつか理由を見つけてみせる。
____その時には、また手合わせしてくれ」
茜はそう言い去っていく
＊
沖田は茜の背中を見る
あの時…返り血で真っ赤だった彼女の空っぽの
背中には
今では、たくさんの
沖「茜さん」
茜と呼ばれる女は振り向き優しく微笑む
沖「茜さんもサボりですかィ？良かったらこれから一緒に団子屋でも行きやせんか？」
茜「ああ、私もそんなとこだ。私もちょうど団子屋に行こうと思っていてな。」
土「おい総悟!!テメーまたサボりやがって！待てやオラァ！」
土方が鬼の形相で総悟を追いかけてくる
沖「茜さん、逃げやしょう」
沖田と茜はにやりと笑い合い土方から逃げる
沖田は先頭を走る茜の背中を見る
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あかお(プロフ) - ( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ！コメントありがとうございます！頑張ります！これからもよろしくお願い致します！ (2020年6月4日 0時) (
レス) id: 44a4940930 (このIDを非表示/違反報告)
天智就佐(プロフ) - 書き出しからセンスが凄い…！更新頑張ってください！ (2020年6月4日 0時) (レス) id: b2ae4e5a5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかお | 作成日時：2020年6月4日 0時
