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2日後…



松「よォ、てめーら邪魔するぜェ」

まだ怪我人が部屋に敷き詰められている所でゆっくりするわけにはいかない三人は茶の間でお茶を飲みながらテレビを見ている所だった

松「急で悪ぃんだが、今残ってるヤツらでコイツの討ち入りに行って欲しいんだ」

松平が見せた資料は他の攘夷党とは違い、様々な戦法で攘夷活動を行ってきたとのことで有名な白蓮党だった。

土「オイ、本気で言ってんのか?今残ってんのは、見回りに行った十番隊と三番隊、一番隊と二番隊の者が数名だけだぞ?」

沖「その白蓮党ってのはかなりデカい組織ですよねィ。いくら俺たちでも人数が足りやせん」

近「それに、残りの奴らを全員連れて行ったとしても屯所(ここ)を空にするわけにはいかねぇよ、とっつぁん」

三人は口々に言うが、松平は三人の言葉に鼻で笑った

松「何も全員で行かなくて良いに決まってんだろォ
俺も人手ならいくらでも貸してやるよ。まァ、白蓮党ぐらいなら貸すのは"一人"で充分だな。なァ?茜ちゃん」


松平の言葉に三人は松平の背後に目を向ける

見覚えのある女の姿に三人は目を見開いた

そこには、松平に向かって跪く警察庁の制服を着た茜

松「頼んだぜェ、茜ちゃん」


沖「……待ってくだせェ」

沖田が不満そうに異議する

沖「刀も握れない奴が何の役に立つんですかィ?」

手合わせの時を思い出したのか茜と沖田は睨み合う


沖「近藤さん、俺はこの女だけは認めたくありやせん。討ち入りは俺達だけで行きやしょう」

近「え?総悟?でも…人数はどう考えても足りないし…茜ちゃん一人の力でもかなりのものになるんじゃ…?」

近藤は茜と沖田の顔を交互に見ながら睨み合う二人を宥めるが、

土「俺も総悟に賛成だ。俺達真選組を舐めてもらっちゃ困る。俺達だけでも白蓮党ぐらいすぐに潰せる」

沖田とは普段言い合いばかりしている土方まで沖田の味方についてしまった。

すると、松平は呆れたようにため息をつき

松「オメーらがそこまで言うなら強制はしねーけどよォ…まァ、後は任せたわ近藤」

そう言い、茜を残して去っていく松平

近「え?えェェェ!?ちょ、とっつぁん!?」

近藤は松平を引き留めようとするが松平はさっさと屯所を去ってしまった






白蓮党への討ち入りは来週に決まり、結局茜は真選組の助太刀には入らなかった

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あかお(プロフ) - ( ゚∀ ゚)ハッ!コメントありがとうございます!頑張ります!これからもよろしくお願い致します! (2020年6月4日 0時) (レス) id: 44a4940930 (このIDを非表示/違反報告)
天智就佐(プロフ) - 書き出しからセンスが凄い…!更新頑張ってください! (2020年6月4日 0時) (レス) id: b2ae4e5a5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかお | 作成日時:2020年6月4日 0時

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