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茜「ただ単に私が刀を持ちたくないだけだ」


沖「アンタは刀を手放さないためにとっつぁんについて行ったんですよねィ?それだとなんか矛盾してやせんか?」

沖田は茜を挑発するように言った
茜は沖田を睨むと

茜「無駄口はここまでだ。早く始めよう」

茜の発言に沖田も黙り道場の空気は一気に張り詰める


沖田は隙をつき茜の懐に入り込もうとするが

茜は軽々と沖田からの攻撃を避けていく

しかし、やはり刀と丸腰では差がありすぎるのか何度かスレスレで交わす時もあった



沖「アンタ、女のくせに意外と身のこなしはいいですねィ」

茜「"女のくせに"は余計だ」

茜は沖田の一言が気に入らなかったのか沖田に蹴りをいれる

沖田は木刀でそれを受け止め二人は距離を置いた

沖「決めやしたぜ。俺ァ、何がなんでもアンタに刀を抜かしてみせまさァ」

沖田が面白そうに言うのに対し
茜はキッと沖田を睨む

二人は間合いを詰め

再び戦いを始めた

しかし、茜の動きが段々と鈍くなり、沖田の攻撃が当たり始める




土「おい…コレはさすがにやべェだろ」

沖田はどんどん茜を追い詰め茜の顔にはかすり傷や打撲の跡が

しかし、茜はどれだけ自分が不利な状況になっても木刀を拾おうとはしない

沖田が急に動きを止め茜に話しかける


沖「アンタ…何を迷ってるんですかィ?何に迷う必要があるんですかィ?…その刀は何のためにあるんですかィ?」

沖田に問われ茜は黙り込み顔を伏せた

しばらくして顔をあげた茜は悲しそうな顔をしていた

茜「…確かにそうだな。…何のためにあるんだろうな(こいつ)は…」





すると、沖田は構えていた木刀を降ろし、床に投げるように置く

沖「興が冷めやした。決着はまた今度にしやしょう」

沖田は茜や土方達を残し道場を去った

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あかお(プロフ) - ( ゚∀ ゚)ハッ!コメントありがとうございます!頑張ります!これからもよろしくお願い致します! (2020年6月4日 0時) (レス) id: 44a4940930 (このIDを非表示/違反報告)
天智就佐(プロフ) - 書き出しからセンスが凄い…!更新頑張ってください! (2020年6月4日 0時) (レス) id: b2ae4e5a5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかお | 作成日時:2020年6月4日 0時

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