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坊「…………これも逃げ続けてきた代償か。すまねェ神楽…せめて最期はお前と一緒に死なせてくれ」
銀時はため息をつき
銀「クク…これだからよォ世の中の親父は娘に煙たがられちまうのかねェ」
銀時はしゃがみこみ狙いを定める
銀「アンタ、テメーのガキ一人信じることができねーのかィ?アイツがこんなモンで死ぬタマだと思ってんのかィ?」
茜、と銀時は茜の名を呼ぶ
銀「五分だ。五分だけ時間稼いでくれねーか?」
そして星海坊主を見つめ
銀「俺を信じろとは言わねェ。だが、神楽のことは信じてやってくれよ」
えいりあんに木刀を刺し、えいりあんに自ら呑み込まれていく
坊「お前何を…!」
茜「神楽ちゃんを信じましょう。早く行くぞハゲ」
茜は銀時が呑まれていくのを見るとハタ達がいる方向へと駆け出す
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松「エネルギー充填。松っちゃん砲用意」
松平は扇子を片手に部下に命令をする
茜の部下である愛蔵はえいりあんのいる方向を見て声をあげた
愛「!?…長官!アレ見てください!茜さんが…!」
そこにはハタ皇子の首根っこを持ちみんなに見えるように掲げる茜達の姿
茜「貴様らァァァ!!コイツの姿が見えねーのかァ!?
撃ったら央国星皇子であるこの触覚野郎が爆死するぞォ!!これは国際問題に繋がるッ!!」
松「なっ…茜ちゃん!?」
ジ「五分だァ!たった五分でいいから待てって言ってんだよォ!!コルァ!!」
新「五分なんてスグじゃん!矢の如しじゃん!カップラーメンでも作って待ってろって言ってんだよコルァ!!殺すぞ!!」
坊「てっ…てめーら…」
新「…ったくあの天然パーが来るなら来るって最初から言えってんだよ。どうせ来ると思ったけどね。天邪鬼が」
そう言う新八の目にはうっすら涙が溜まっていた
しかし、松平を乗せた幕府の軍艦は充填を始めた
ジ「アレ?なんか…撃とうとしてない?」
茜「チッ…やっぱハタごときじゃダメだったか…」
新「ヤバいってコレ!!早く逃げ…
神「それ私の酢昆布ネェェェェェェ!!」
銀時を殴りながら地面から出てきたのは神楽だった
新「神楽ちゃん!!よかった!!」
茜は軍艦を見つめる
茜「ヤバい…このままじゃ江戸は塵になってしまう…早く逃げろ!」
ハ「はァ!?逃げろったってどこに逃げろっての!?」
茜「お前、皇子だろ?空くらい飛べねーのか?」
ハ「飛べるわけねーだろ!!テメー皇子を何だと思ってんだァ!!」
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作者名:あかお | 作成日時:2020年5月27日 23時