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第119話 ページ34

銀時に言われた通り今日居た屋根の上に再び登る。

昼間とは違って凄く暗く、寒い。寝間着だけで来たのは不正解だった。何か羽織るものでも持ってくれば良かった…


「おおっ!! Aが来たぞ金時〜!!」

「A、こっちだ。早く来い」


坂本と桂もいた。
二人が手招きをしてくるのでそっちへと歩いて行くと、何故か晋助もいた。

少し驚いたが、何も無いよう装い、平然と桂の隣に座る

「A何しちょるか!こっちぜよ!」

辰馬がポンポンと叩いたのは辰馬と高杉の間
は?何で?と思ったが、辰馬があまりにもしつこいのでそっちに仕方なく移る。

しばらく談笑していると、甘い香りがしてきた。

銀時が盆を持って歩いて来た
盆の上には5つのおしるこ


「やったおしるこ!銀時が作ったの?」

久しぶりの甘味に弾んだ声を上げるA

「おう、銀ちゃん特製甘々おしるこでーす。甘味が嫌いな何処ぞの坊ちゃんには餅は1つも入れてませェーん」

「別にいらねェよ。こんなクソ甘い汁啜るくれェなら野良猫の餌食った方がマシだ」


「え?高杉くぅん?誰も君のことなんて言ってないけどォ?もしかして金持ち自覚してんの?うっざー」

「俺ァ構わねェよ?真夜中だろうが相手してやらァ」

「あぁ?上等だオラ」

ああ、また始まった…
少しは他の人のことも考えろよ…
真夜中だってのに。

銀時の作ったおしるこを啜りながら呆れた目で言い争う二人を見つめる。

甘くて美味しい。さすが銀時だ。
しょうもないギャグでも披露されたらぶん殴ってたが、来てよかった〜!!

冷えていた身体がおしるこにより温まっていく。


「どうだ?美味いか?」

「うん、美味しかった」

桂がおしるこ片手に聞いてくる。Aが嬉しそうに頷くと頭を撫でてくれた。

銀時達とAは一、二歳離れている。馬鹿な銀時や坂本は自分より精神年齢が低いように感じたが、桂は大人びていて兄のような存在だった。

すると桂が空を見上げながら口を開いた

「…お前が席を外したあと、考えたんだ。俺達は戦の疲れを癒すため遊郭に行くが、いつも帰りを待つAには、寂しい思いをさせていたんじゃないかと。」

それを聞いて、Aは目を見開く。
私が居なくなって、そんな話をしていたとは思わなかったから。

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かの(プロフ) - 了解です!続編楽しみに待ってます!! (2021年8月25日 0時) (レス) id: ee87e6c279 (このIDを非表示/違反報告)
あかお(プロフ) - かのさん» すいません(汗)まだ一話もできてないので、まとめて更新する際、パスワード解除して一般公開する予定なのでもう少し待ってくれると嬉しいです!ここまで読んでくれてありがとうございます! (2021年8月19日 18時) (レス) id: 44a4940930 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 続編はどうやったら見れますか? (2021年8月19日 17時) (レス) id: ee87e6c279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかお | 作成日時:2021年3月3日 19時

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