将軍とデートぉぉぉ!?篇/山田太郎 ページ8
「徳川茂…「山田太郎ッ…くんだ。…ね?」
ヤバい。咄嗟に思いついた名前を言ってしまった。
しかも超庶民的…
茜は茂茂に圧をかけて無理やり頷かせた
「へー山田太郎アルか。庶民的アルな」
「おいおい一応茜はこの小説の主人公だぜ?もっと個性的な奴とくっついた方がいいんじゃねェの?
例えば、俺とk…」
「お登勢さん、ビール二つお願いしまーす」
銀時が茜に華麗に無視され、傷付いていると新八からのフォローがはいった
「ところで太郎さんと茜さんの出会いはなんですか?」
ぎくっ
そんなこと聞くんじゃねーよ、設定とか考えてないし
これもしかしてバラした方が楽なんじゃ…?
茜は頭をフル回転させ、徹夜で読んだ少女漫画の内容を思い出す
「ええと…確かあれは、何ら変わらない日々…だけど、その日を境に私達の運命の歯車は動き出した…」
いっけなーい☆遅刻遅刻☆
あ、私の名前は黒田茜
超普通の女子高校生
今日から高校デビューなのに初日から遅刻!!
まったく…私ったら…
てへぺろ♡
ドンッ…!!
道を曲がろうとすると、誰かとぶつかってしまった
「「ごめんなさいッ」」
ふたつの声が重なる
「大丈夫?怪我は?」
そう言い、こちらに手を差し伸べてくれた男の人___
___の、お父さんの弟の従姉妹の義理の母の兄である山田太郎さんと出会ったんだ。
「イヤ、さっきの回想シーンいります!?絶対要らないよね?!」
「いい出会いアルな〜…コレは銀ちゃん厳しいかもアルね…」
「どの辺がいい出会い!?遠いんだよ山田太郎さんまでの道のりがァ!!」
「まァまァ、出会いなんてそんなモンどーでもいんだよ。山田太郎さんよォ…やっぱ男は酒で語り合わねェとなァ…」
銀時は山田太郎の肩を組み太郎のコップに酒をついだ
「お前さんここら辺では見ねェ顔だし、遠くから来たのか?なら、俺達の酒の場でのルーティーンを見せてやるよ」
そう言い、コップに入った酒に入れだしたのは大量のタバスコ
おい待て、そんなルーティーン私知らない
絶対嘘だろ。お前甘党じゃん…
てかソレ将軍んん!!!!
お前がタバスコ飲ませようとしてる人将軍んんん!!!
「そうか、これがかぶき町の酒場でのルーティーンか…趣があるな」
趣なんて微塵も無いよォォ!!!!
ただアンタの舌をおかしくさせようとしてるだけェェ!!
「ささ!ゴクッと逝っちゃって!」
文字の表記違うゥゥゥ!!
「「「いーっき!いーっき!」」」
万事屋達は手拍子をしながら声を揃える
将軍とデートぉぉぉ!?篇/いっき→←将軍とデートぉぉぉ!?篇/サーカスかよ
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雪乃(プロフ) - 続き待ってます (1月15日 1時) (レス) @page25 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
美結菜 - とても面白いです!続き楽しみにしています! (2023年2月15日 19時) (レス) @page25 id: f842e5f119 (このIDを非表示/違反報告)
tmailes(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。更新楽しみに待ってます! (2021年5月19日 1時) (レス) id: ece380cb29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかお | 作成日時:2020年11月8日 19時