この手で掴む 拾壱【銀魂】

将軍とデートぉぉぉ!?篇／デートとは ページ2

「茜ちゃァ〜ん、頼みがあるんだけどよォ〜」

松平の声にペンを走らせながら耳を傾ける茜

「何ですか。面倒臭いのは嫌なので」

松平は鼻で笑い、煙を吐き出す

「なァに、今回は楽勝だよ。なにせ将ちゃんからの頼みだァ」

"将ちゃん"と聞いて、茜はやっとまともに聞く耳を持った。松平が"将ちゃん"と呼ぶ男はこの世に一人しかいない。幕府を治める将軍 "徳川茂茂"
その将軍が私に頼みがあるというのだ。
失敗は許されない。何としてでも全うせねば…





「____将ちゃんとデートしてやってくんねェ？」


松平の爆弾発言に茜はフリーズする
手に持ったボールペンが音を立ててボキッと折れた

「松平…デートって何」

「デートはデートに決まってんだろォ」

「だからデートって何」

「だァーからデートはデートだって」

ＤＡＴＥ？deito？dayと？de-to？ﾃﾞｰﾄ？

あぁ、DEATHNOT〇の略でデートか、なるほどな。









「何でだァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

茜の叫び声が町中に木霊した

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