。 ページ44
沖「昔、近藤さんがねェ…もし俺が敵に捕まることがあれば迷わず俺を撃てって…言ってたような言わなかったような…」
土「そんなアバウトな理由で撃ったんかィ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
沖田の撃った大砲が直撃した工場からは煙と炎が立っている
崎「撃ったァァァ!!撃ちやがったよアイツらァァァ!
茜「なんなんですかァァ!!あの人たち!ほんとにあなた達の仲間なんですか!?」
崎「仲間じゃねーよ!局長!俺もう真選組辞めますから!!…って…アレ?局長は…
近藤は建物の木材に引っかかり何とか命拾いしていた
しかし、頭には大きな木材が刺さっていた
近「オウここだ。みんなケガはないか?大丈夫か?」
頭に木材が刺さっているのに気づいていないのか一人シリアスな場面で言いそうなことを言い出すゴリラ
近「まるで…長い夢でも見ていたようだ。…ああ、まるで心の霧が晴れたようなすがすがしい気分だよ。山崎…色々迷惑かけたみたいだな」
崎「局長まさか記憶が…!ってか頭…」
近「兎にも角にも今は逃げるのが先決だ。行くぞ」
行こうとする近藤を山崎は引き止める
崎「局長待ってください!まだ茜さんが!」
すると、茜はフッと笑い
茜「いい、行ってください。ジミー、ゴリさん。早くしないと連中が来てしまいます」
近藤は茜に引っかかっている板を外そうとする
近「茜ちゃん!?何でここに居るんだ!?まさか俺が話していた黒田さんは茜ちゃんだったのか…!?まあいい!待ってろ!今助けるからな!」
茜「ゴリさん…」
バキンッッ!!!!!!
近藤達は真っ逆さまに落ちていく
土方はそれを狙ったのか
土「今だ!撃てェェェ!!」
だが、マムシたちも負けてはいない。
「撃てェェェ!!『蝮Z』だァァ!!」
当たったら塵も残らず消えてしまいそうなレーザー光線が近藤達を追いかけてくる
「「「うおわァァァァァァァァ!!」」」
このままでは三人とも助からない近藤は茜と山崎を押し安全な所へ投げ出す
崎「局長ォォォォ!!!!」
*
蝮Zが通った後は煙が立ち込め、荒野のようだった
近藤は頭を強く打ったのか意識が無いようだ
崎「局長!しっかりしてください!局長ォォ!!」
すると上からマムシの声が聞こえた
「フハハハ!見たか!蝮Zの威力を!止められるものなら止めてみろォォ!時代に迎合したお前ら軟弱な侍に止められるものならよォ!!」
茜は悔しそうに歯を食いしばる
62人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あかお | 作成日時:2020年5月19日 11時