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神「姉御!お邪魔したアル!!ほら茜!次行くアルよ!次!!」
茜は神楽に引きづられながら次の知り合いの元へ向かった
着いたのは真選組屯所
神「銀ちゃん…ホントに行くアルか?」
銀「俺だって行きたかねェよ…」
新「二人共!!茜さんのためですよ!頑張りましょう!」
四人は屯所へと足を踏み入れた
土「あァ?黒田が記憶喪失?」
沖「こりゃァ、大変なことになりましたねィ」
座布団に座り屯所をを見回す茜を見つめる土方と沖田
新「はい、何か記憶を戻す手がかりを見つけるために茜さんの知り合いを回ってるんです」
土方が口から煙を吐き捨て茜に尋ねる
土「ほんとに俺達のこと覚えてねェのか?」
茜「知りません。こんなニコチン野郎知り合いにいたらたまったもんじゃないですよ」
土「誰がニコチン野郎だァ!!絶対てめェ俺のこと覚えてるだろ!!」
沖「茜さん、俺は真選組副長沖田総悟でさァ。こっちのニコチン野郎は俺の下僕の土方でさァ」
そう言い、土方を指す沖田
土「記憶を勝手に改ざんするなァ!!」
銀「オイオイ何だよ、せっかく来てやったのに何も思い出せねーのかよ。さっさとこんな所帰ろーぜ」
すると、黙って土方と沖田のやり取りを聞いていた茜が口を開く
茜「なんか…お二人を見てると凄く懐かしい気分になりますね」
神「茜!なんか思い出したアルか!?」
神楽が茜の方に身を乗り出してきく
しかし、茜は首を横に振った
茜「…すいません。こんなにたくさんの人に迷惑かけて…」
神「じゃあ、次はどこ行くアルか?」
新「そうですね…茜さん行きつけの和菓子屋とかは…
茜「もういいです。」
茜の一言に皆が静まり返る
新「で、でも…」
茜「皆さん、私の記憶を取り戻すために協力してくださってありがとうございました。こんな私のためにみんな動いてくれて本当に嬉しかったです。今日はお世話になりました。」
茜は真選組の二人にぺこりと頭を下げる
そして立ち上がり屯所を出ようとした
茜「万事屋さんも…ありがとうございました。迷惑かけてすいません…」
銀時は出ていこうとする茜の手を掴む
茜「……離してください。」
銀「離さねェ。お前はホントにこのままでいいのかよ…俺達のこと思い出さなくていいのかよ?」
茜は珍しく声を荒らげ銀時の手を振り払う
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作者名:あかお | 作成日時:2020年5月19日 11時