この手で掴む弐【銀魂】 (ページ30)

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銀「茜ェェ!!!!!!」

銀時が私の名前を叫ぶ。私はその瞬間を逃さなかった

銀時の後ろから飛び上がり、剣を構え鬼獅子の首を狙う

｢｢こんなもんじゃ…俺(私)達の魂は折れねえェェ!!｣｣

叫ぶ銀髪の男と黒髪の女は本物の侍の眼をしていた

首はぼとりと落ち、鬼獅子の体は倒れた

茜「おい、あの馬鹿力の一撃二度も受けて大丈夫か？」

茜は銀時に尋ねる

銀「あァ？んなもんどうってことねーよ」

「てめーら、なんてことしてくれやがる」

銀時達の背後には沢山の煉獄関の幹部達

「ここがどこか分かってるのか？てめーら…どういうつもりだ」

そう言う男の頭に何者かの剣先が向けられた

沖「理解できねーか？今時弔い合戦なんざ…しかも人斬りのためだぜィ？得るもんなんざ何もねェ。分かってる…んなこと分かってんのさ。だけどここで動かねーと

"自分が自分じゃなくなるんでィ"

「こんなことしてタダで済むと思ってんのか？俺たちのバックに誰がいるか分かってんのか？」

沖「さァ？見当もつかねェや。一体誰でィ？」

ジャキンッ!!!!

気づくと煉獄関の幹部達は真選組に囲まれていた

「なっ…コイツァ…」
男の頭に二つの剣先が向けられる

土「おめーらの後ろに誰が居るかって？

僕たち真選組だよ～」

沖「アラァ～おっかない人達がついてるんだねィ」

＊

土「オラァ！てめー何捕まってんだよ!?余計なことに首突っ込むからだろうが!!」

茜を叱りつける土方、しかし茜に反省の色は見られない

茜「すまない、過去は振り返らない主義なんだ。終わりよければすべてよしって言うだろ？」

土「絶対反省してねーだろ!!!!!」

沖「そうですぜ、茜さん。茜さんじゃなくて最初から土方さんが捕まってたら丸く納まってたんですぜ？」

土「総悟てめェー！切腹しやがれェェ！」

新「銀さん、僕らも帰りましょうかね」

新八が鬼道丸のお面を見ている銀時に向かって言った

銀「こいつァもう必要ねーよな」

銀時はお面を空に投げ木刀でお面を粉々に壊した

銀「アンタにゃもう似合わねーよ。
あの世じゃ笑って暮らせや」