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祭りが始まり、たくさんの人で賑わう中

くんくん…
銀「この甘ったりィ匂いは…

カッと目を見開き

銀「綿菓子だ!綿菓子の匂いがする綿菓子だよオイ!
綿菓子ィィィィ!!」

ガンッッ!!!!!!
銀時は屋台が並んでいる方向目掛けて走り出すが、彼の頭に大きなペンチが当たった。

源「仕事ほったらかしてどこ行く!?遊んでねーで仕事しろ仕事!」

そう万事屋は江戸一番の発明家である平賀源外のカラクリ作りを手伝っていた。


新「なんとか間に合いましたね。まァところどころ問題はあるけど」

河原に並べられたたくさんのカラクリを眺めながら言う
源「ケッ…もともとてめーらが来なきゃこんな手間はかからなかったんだよ。余計なことばっかりしやがってこのスットコドッコイが」

銀「公害ジジーが偉そーなこと言ってんじゃねー!俺達ゃ、ババーに言われて仕方なく来てやったん…

そう言う銀時に小銭が入った袋が投げつけられた。

源「最後のメンテナンスがあんだよ。邪魔だから祭りでもどこでもいってこい」

素直に礼を言わない源外に3人は

新「ありがとう平賀サン!!」
神「銀ちゃん早く早く!」

子供二人ははしゃぎながら屋台の方へ走っていった。



茜は土方に見回りに行くと嘘をつき屋台を楽しんでいた。一通り回って焼き鳥屋で綿菓子を片手に一息つく。

銀「なんだよ、お前も来てたのか。」

そう言い、隣に座ってきたのは銀時だった。隣に見知らぬ男を連れている。

茜「まぁ、ちょっと仕事でな…そちらの方は?」
そう言い平賀の方を見る。

源「俺ァ、カラクリ技師の平賀源外ってんだ。おいもしかしてお前さんコイツのこれか?」
銀時を見ながら小指を出してそう聞いてくる。

茜「そんなわけないだろう、ただの腐れ縁だ。私は黒田 茜という。よろしく頼む。」

茜の手に持っている綿菓子を見て銀時が言う

銀「おい茜、その綿菓子一口くれよ。俺金持ってねーんだよ。」

茜「綿菓子?なんでだ?お前は綿菓子なんていつも食ってるようなものじゃないか。いつもその頭に常備されt…「これは綿菓子じゃねェェ!銀さんの天パをバカにすんなよォ!!」

茜「………。」

こんな事を言ってくる茜だがいつも俺に喧嘩を売ってきながらもこうやって黙って分けてくれたりする。そーいうとこは本当に素直じゃねーよなぁ…そう思いながら茜の食べかけの綿菓子を一口食べる。

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作者名:あかお | 作成日時:2020年5月19日 11時

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