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「怖い。」
そう即答したら、北斗は一瞬怯んだ。
その隙に、私の方が北斗の唇を捉えに行く。
無防備な唇はいつもより柔らかくて、それに驚いた北斗の反応も私を満足させた。
唇を離したら、間近に思いっきり不満そうな北斗の顔が見えて、やっぱり私は満足する。
なのに…、
無言で始めるのはやめてほしい。
反撃みたいなキスを寄こしてきては、キャミソールの裾に手をかける。
「…脱がすよ。」
私の返事も聞かないうちに、もどかしそうにキャミソールをゆっくりと捲り上げた。
自分でも不思議なんだけど、ちっとも怖くないんだ。
むしろ、この先どんなことが起こるのかと思っただけで、ドキドキしてくる。
するりと脱がされたキャミソールをベッドの下に落とすと、今度は半身を起こして自分のTシャツを脱ぎ始めた。
私はその様子をドキドキしながら、下から眺めてる。
北斗が服を脱ぐときの仕草が好き。
もどかしげにTシャツをベッドの下に落としては、再び北斗の唇が近付いてくる。
そのまま唇にそっと触れたと思うと、そのまま深く舌が割り入ってきた。
北斗…、そんなキス、どこで覚えたの？
唇が離れた合間に、
「北斗って、キス上手だね。」
そう言ったらまた、北斗は動きを止める。
「…A、そうやって雰囲気壊すのやめてくれる？」
また北斗は不満げに私の頬を摘まんでくる。
「もしかして、他の子とキスしたことがある？」
「…まさか。」
「本当に？
誰かと練習したりしてない？」
「するわけないじゃん。
A以外の子には、触りたくもないのに。」
「でも、上手過ぎたんだもん。」
そう言ったら、北斗は少しだけ頬を赤らめて、
「…本能のままにキスしてみただけなのに。
Aとキスしてたら、いろいろしたくなっちゃうから。
それを実行に移してみただけ。
悪い？」
って、恥ずかしいのか今度は不貞腐れてしまった。
「北斗って、初めて？」
まだ質問をやめない私に、北斗は本格的に怒り顔になって、
「初めてだったら嫌なわけ？
それとも他の女の子と経験積んでからの方がよかった？」
なんて言い返してくる。
「違うけど。
だって、北斗が上手過ぎると不安になるんだもん。」
そのまま首に両腕を巻き付ければ、それが合図みたいになって、北斗はもう一度深めのキスを仕掛けてくる。
乙女心っていうのは複雑だ。
相手が上手過ぎると不安になるとか…、本当面倒くさい。
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
