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しばらくしてベッドが軋む感覚で、一瞬だけ意識が戻りかけたけど、
また心地いい眠りの世界へ堕ちていく。
なのに…、ぐいっとけっこうな力で体が持ち上げられた感覚で、突然目が覚めた。
…何？
今、何が起こってんの？
部屋の中は既に真っ暗で、どうやら私はうつ伏せで寝かされていて、
頬越しに北斗の体温をダイレクトに感じていた。
要するに私は、寝てる間に北斗の体の上に乗せられてしまっているみたいだ。
「起きた？」
少し不機嫌な北斗の声。
「…起きた。」
「先に寝るとかひどくない？」
「だって、涼しくて気持ちよかったから。」
「今夜はようやくAからＯＫが出たのに。」
…すっかり忘れてた。
てか、北斗はそんなこと言いながらも絶対に何もしてこないと思ってたから。
「…するの？」
「するよ。」
まだ不貞腐れたような北斗の声が可愛くて、そのまま肩先に頬を摺り寄せた。
「私はこのままでいいんだけど。」
「このままって？」
「このまま北斗の上に乗って寝ていたい。」
「俺、重いだけじゃん。」
「でも可愛い彼女を上に乗せて眠るなんて、贅沢じゃない？」
「触れないのに？」
「触っていいよ。」
そう言った途端に、北斗の体が少し熱くなって、背中に添えられてた手がぎこちなくキャミソールの裾を摘まんだ。
「これ、脱がしていいわけ？」
「脱がすのは嫌だ。」
「布越しに触れって？」
「そう。」
「A、今の自分の状況、ちゃんとわかってる？
俺、わざとAを自分の上に乗せてあげてるんだけど。」
北斗はそう言うと、にクルリと体を反転させてしまうから、
私は簡単に北斗の下敷きになってしまった。
やっと北斗の言ってた意味がわかった。
上に乗せてくれていたのは、嫌だったら逃げていいよ的な、北斗の優しさだったんだと思う。
「体重掛けていい？」
「だめ！」
「何で？
さっきAは思いっきり体重かけてたくせに。」
「体の大きさが違い過ぎるじゃん。」
そう文句を言ったら、北斗の動きがピタリと止まった。
私の顔の両脇に肘をついて、少しずつ吐息が近付いてくる。
あ…、キスされちゃう。
ぎゅっと瞼を閉じれば、北斗はやんわりとその柔らかい唇を頬に押し当ててきた。
「…Aが怖いって言うならやめてあげてもいいよ。
でもこの姿勢、Aはもう逃げられないと思うけど。
…どうする？」
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
