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「じゃあ、私も同じもの作るね。
肉じゃがを作った後に、それをコロッケにすれはいいの？」
ようやく体を離してあげれば、北斗は諦めたように微笑んだ。
「来る？俺の部屋。
どうせAは自炊とかできないだろうし。」
「これから？」
「そう。
肉じゃが、作りすぎたから、材料はたっぷりあるし。」
初めての北斗の部屋。
こんなに一緒にいるのに、初めてのお部屋訪問ってありえなくない？
もう入学して１か月が経とうとしてるのに。
５分ほど歩いているうちに、古いアパートが見えてきた。
いや…、まさかここじゃないよね？ね？
だけど北斗は私の手を引いて、アパートの敷地に入っていく。
「…え？まさか、ここ？」
「そう。
２階の端の部屋だから。」
そう言って、歩くとカンカンと音のうるさい階段を上がって、ようやく北斗の部屋にたどり着いた。
薄っぺらいドアを開ければそこは…、激狭な和室があり…。
折り畳みの机が部屋の真ん中に置いてあるだけの、そんな部屋。
押し入れから座布団を出してくれて、
「どうぞ。」
なんて言われるけど、衝撃過ぎて言葉も出ない。
北斗はそんな私の驚愕にも気付いてないようで、いそいそとお茶の準備中。
「北斗…、何でこの部屋にしたの？」
恐る恐る聞いてみたら、
「なんかよくない？
昭和って感じで。」
なんて、キラキラした目で返されてしまった。
…そっか、気に入ってんならいいんだけど。
狭いキッチンに２人で並んでコロッケ作り。
「ねえ、ここってお風呂あるの？」
「ないよ。」
「ないの！？」
「歩いてすぐの所に銭湯があるから。」
って、またキラキラの瞳で返されてしまった。
そっか…、北斗が楽しそうなんだから、それはそれでいいのか。
「家賃は？」
「２万円。」
「２万円！？」
驚いた！
東京都内で２万円台の賃貸とかあるんだ！
コロッケは大量にできてしまい、
「残りは冷凍しとく。」
北斗は楽しそうに冷凍庫にしまう。
お腹いっぱい食べた後は、畳の上にゴロン。
「なんか…、いいね。
こういうの。」
満腹になったらすぐに横になれるなんて、和室って便利だな。
北斗は洗い物をしながら、そんな私を振り返っては微笑んでる。
…何？
すごい幸せそうじゃない？
「もう８時だよ？」
洗い物を終えた北斗は、私の隣に座ってはお母さんみたいに髪を撫でてくる。
「一緒に銭湯に行く？」
「銭湯？」
「で、このまま泊まってく？」
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
