滑稽ないのち【ヒロアカ】 (ページ6)

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5話ページ6

【壊理side】

ー翌日ー

『…』

壊理「お姉ちゃん…どうしたの？」

『な、何でもないよ、大丈夫！』

壊理「そっか…」

今日はあやとりを教わっている。

お姉ちゃんは色んな事を教えてくれて、痛い事もしないから安心できる。

『(大丈夫かな…帰り遅いのかな…)』

壊理「……」

Aお姉ちゃん＿お人形さんみたいにかわいくて、笑うととっても綺麗な人。

頭が良くて強くて、いつも私のそばにいてくれて、いつも笑顔で、すてきなお姉ちゃん。

今まで代わりばんこに怖い人達が来たけど、お姉ちゃんになってよかった。

壊理「お姉ちゃん、お姉ちゃんは痛い事されないの？」

『実験の事？今はもうしてないけど…それがどうかしたの？』

壊理「えっと…その…」

『もしかして心配してくれたの？』

壊理「……」

『ふふっ、ありがとう。でも大丈夫、お兄ちゃんは必要な事以外しないもん。』

『前に一度私で作った事あるけど、使い物にならないらしくて…』

治崎「おい、あまりペラペラと話すなよ。」

壊理「ｯ……」

『お兄ちゃん！』

部屋のドアが開くとそこにあの人が立っている。

お姉ちゃんのお兄ちゃんらしい、けど

この人はどうしても怖い。

私の手は、自然とお姉ちゃんの裾をギュッと握っていた。