滑稽ないのち【ヒロアカ】 (ページ7)

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6話ページ7

【貴女side】

『早かったね、どうだった？』

治崎「少しもめたが、頭が冷えたら連絡する様伝えた。後は連中次第だ。」

『そうだったんだ…』

見た所大きな怪我はなさそうでひとまず安心した。

クロノやミミックがいたなら当たり前だろうが、やはり心配になってしまう。

クロノ「さて…壊理さん、行きましょうか。」

壊理「…!!」

クロノに呼ばれた途端、壊理は私にしがみついた。

『(痛いのやだもんね…でも…)』

『大丈夫、終わったらまた遊ぼう？』

壊理「……、」

六歳の子供にとっては辛いよね、でもこれも壊理のためなの。

この計画が成功したら、個性に縛られる事も間引かれる事もなくなる。

そうすれば毎日堂々と過ごせる。壊理だけじゃない、組長さんも…お兄ちゃん達も。

もう二度と、不遇な日々は過ごさない。

『だから頑張って、壊理。私にできる事があればするから！』

壊理「…」

クロノ「…行きましょう」

『(もし…もし、私が"巻き戻し"の個性を持っていたら、お兄ちゃんの力になれたのかな？)』

『(いいな…)』