甘いあまい ページ4
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「そんなに好きなの?部活。」
『まぁ、うーん、部活と言うよりバドが好き。』
「ふーん。」
『興味ないなら聞くなよ。月島は好きじゃないの?部活。バレー部だよね。』
「…別に。たかが部活だし。」
俺の言葉に気を悪くしただろうか。いや、させてしまった所で別にどうすることも無いけど。
『そっかそっか。価値観は人それぞれだもんね。』
そう言って、Aさんは拳を僕の前に突き出す。
「…?」
『手!出して!』
僕より何十センチも小さい彼女。
だけどなんだかすごい迫力だったから思わず言う通りに手を出してしまった。
『餞別!また明日ね、月島。』
僕に何かを手渡すと、彼女はラケットケースを担いで颯爽と走り去っていった。
「…別にいらないんだケド。」
手のひらでコロン、
包み紙に入った小さなチョコレート。
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翼。 - とても好きな、素敵な内容です…!!更新頑張ってください!全裸待機してます! (2020年2月24日 9時) (レス) id: 6071deca71 (このIDを非表示/違反報告)
名無しマン(プロフ) - まりさん» ありがとうございます…!!心折れかけてましたが必ず完結させます!最後までご覧いただけましたら幸いです。 (2020年2月10日 9時) (レス) id: 86465e48b5 (このIDを非表示/違反報告)
まり - めっちゃめちゃ面白いです!更新頑張って下さい! (2020年2月10日 1時) (レス) id: e95d173cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるとたたん | 作成日時:2020年2月9日 1時