だから私は優等生だっつってんだろ。【国見英】

優等生１８ ページ18

「じゃあ帰るかー」


「いやちょっ、ちょっと待とうか国見？？」


「え、何？」




なんかすっごい不思議そうに言われたんだけど。


え？私がおかしいの？


それともさっきのは私の聞き間違いかな？？




「あの、彼女って何。君の恋人になった覚えはないんだけど」


「あぁ、さっきの」




あぁ、って。


なんでこの人こんな淡々としてんだろう。こわいわ。




「んー、今からなればいいんじゃん？」


「ばっ……か、なの？！！」


「え？」


「馬鹿なの？！何故そうなる！！」




思考回路が読めない奴といると疲れるんだけど！！


分からない！！本気で分からない！！本気と書いてマジ！！




「大体お互いにメリットが無さすぎると思うのですが！！？」


「？？俺にはあるじゃん」


「は？！！日本語でどうぞ！！？」


「だって俺好きじゃん、真田さんのこと」




……？？


え？なんっ、……は？？



固まってしまった私に、疑問を抱いたのか国見が口を開く。




「あれ？俺言ってなかったっけ？？」


「……初耳なんだよ！！」




こいつはなんなんだよ本当に！！


１日に２度も爆弾発言してんじゃねえよ！！

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