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『俺の周りに、俺と同じ服を着た奴が居なかったか?』


ハチにそう聞かれ、戦闘時を思い出す。
あの時は身を守るのに手一杯だったから、あまり覚えていないんだが…。

A「…襲ってきたのは全員タソガレドキの忍者だったと思う。
  ハチと似た格好をしている奴は見てないな。
  落ちてきたのもお前だけだったし、どこか別の所に居るんじゃないのか?」

八左「そっか……分かった」


明らかにがっかりした顔と、心配そうな声音でしょんぼりされた。
心なしか空気が重い。

A「そんなに気を落とすな。もし会ったら連れて来てやるから」


積極的に探そうとは思っていないが。

こいつが落ちてきた崖の上で死んでいる可能性が頭をよぎったが、流石に言わないでおく。
俺だって人の気持ちを考えない程、鬼ではない。

A「それにしてもお前、命拾いしたな。
  今は秋だから涼しいが、夏とか冬だと怪我の治りが遅くなる。
  取り敢えず寝ろ。話の続きは起きてから聞いてやるから」


八左「…おう。じゃあ寝…る…」


最後まで言い終わらない内に、ストンと寝落ちした。
怪我は痛むし、戦で気も張っていたのだろう。


ハチが起きたら雑炊でも食わせるか。
栄養を摂った方が、回復力も上がるしな。
俺だって戦闘で腹が減っている。


A「ん〜…米と、卵と…葉物も入れとくか。貧血気味だし」

自慢では無いが、俺の自炊の腕はそこそこある。
実は爺さんが料理にうるさい人でな…

A「…おっと」

爺さんのことを思い出して危うくセンチメンタルになりかけたので、頬を軽く叩いて気合を入れ直した。




よし、適当に作るか。

二人の生活、前編 (1)→←手当 (2)



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作品ジャンル:アニメ
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たうふ(プロフ) - 出来ればモブはなるべく出したくないですね。あくまで主目線で書くので。ちょっと大人しいクラス、みたいにしたいです (2022年11月30日 20時) (レス) id: d63725ab51 (このIDを非表示/違反報告)
ナツフユ(プロフ) - 五年は組はどんなキャラになるんだろう (2022年11月30日 19時) (レス) id: 0f4d4373eb (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - 存在はするらしい(安藤先生より)けど、出てきた事はありませんからねぇ (2022年11月30日 18時) (レス) id: d63725ab51 (このIDを非表示/違反報告)
ナツフユ(プロフ) - 五年は組の初登場回がこれだったらいい (2022年11月30日 3時) (レス) id: 0f4d4373eb (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - ナツフユさん» そうですね。お爺ちゃんっ子みたいで、かつ思春期に入るくらいの感じです (2022年11月29日 15時) (レス) id: 83a0aeaebb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たうふ | 作成日時:2022年9月2日 1時

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