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再会 (4) ページ49

A「分かった。じゃあ、これを。ハチの服だ」


近くにいた黒髪美人に、ハチの服を手渡した。



A「今すぐ帰還するか、また日を改めて連れ帰りに来るか。
  俺はどちらでも良いけど?好きな方でどうぞ」

五人にそう言うと、何やら内輪話を始めた。



しばらくして、うどん髪が話を切り出す。


勘右「思ったよりハチの怪我が回復してるし…
  まぁ、生きてただけでもありがたいんだけど。

  とにかく一刻も早く生存の報告をしたいから、俺とこいつは先に帰るね。
  このフワフワした奴と兵助は置いていくから。
  八左衛門が着替えたら、一緒に連れて帰ってもらうよ」



A「今日帰るって事か」


勘右「うん」

ああは言っても、やはり別れるのはなんだか辛い。


勘右「あ、でも。……三郎」

二人で何やらヒソヒソ話をしている。


三郎「……なるほど。
  なぁ、もし良ければ学園長に会って欲しいから、
  一緒に付いてきてくれないか?

  忍術学園まで」


それはつまり、俺も『忍術学園』へ行くってことか?



勘右「俺たち、まだこの家の場所把握してないから…できれば一緒が良いかな」

一度に大量のことを言われ、脳が処理しきれる気がしないんだが。



雷蔵「学園で学園長に会ってどうするの?」

勘右「俺が見たところ、恐らく一般人じゃないと思うんだ。
  御礼を言ってもらうっていうのも勿論だけど、それはあくまで建前。
  こんな貴重な芽は学園で育てるに限る」

三郎「つまり、学園への編入をお願いするって事だよ。学園長にな」

兵助「そう言う事か。オレはどちらでも良いけど、協力するよ」


八左「…それで、Aは。
  一緒に来てくれる?」


五人が一斉にこちらを向いた。


A「あ?…えっと、分かった。要は一緒に行けば良いんだな?」

俺はショート寸前の頭で返事を絞り出す。


勘右「うん、そう言うこと。
  同意も得られたし…
 
  それじゃあ行こうか、忍術学園!」

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設定タグ:忍たま , 男主 , bl   
作品ジャンル:アニメ
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たうふ(プロフ) - 出来ればモブはなるべく出したくないですね。あくまで主目線で書くので。ちょっと大人しいクラス、みたいにしたいです (2022年11月30日 20時) (レス) id: d63725ab51 (このIDを非表示/違反報告)
ナツフユ(プロフ) - 五年は組はどんなキャラになるんだろう (2022年11月30日 19時) (レス) id: 0f4d4373eb (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - 存在はするらしい(安藤先生より)けど、出てきた事はありませんからねぇ (2022年11月30日 18時) (レス) id: d63725ab51 (このIDを非表示/違反報告)
ナツフユ(プロフ) - 五年は組の初登場回がこれだったらいい (2022年11月30日 3時) (レス) id: 0f4d4373eb (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - ナツフユさん» そうですね。お爺ちゃんっ子みたいで、かつ思春期に入るくらいの感じです (2022年11月29日 15時) (レス) id: 83a0aeaebb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たうふ | 作成日時:2022年9月2日 1時

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