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259話 ページ9

玉葉妃(ギョクヨウひ)「もし、貴方が私と同じ妃だったら、、私は寵妃(ちょうひ)になんてなれなかったかもしれないわね。」



 先程まで楽しそうに話していたのに、急にしおらしくなる玉葉妃(ギョクヨウひ)



A「、、それは、、どうか分かりません。私は権力や身分にあまり興味(きょうみ)はありませんし、玉葉(ギョクヨウ)さまのように母国を背負ってませんから。」




 やんごとなき方には、やんごとなき(なや)みがあるのだろう。


玉葉妃(ギョクヨウひ)「貴方はずっと、私の味方でいてくれる?」



A「、、それも、どうか分かりません。悪行は働きませんが、私の立場上どうなるか。」




 玉葉妃(ギョクヨウひ)の侍女でもあるが、壬氏(ジンシ)の侍女でもある。

 壬氏(ジンシ)玉葉妃(ギョクヨウひ)待遇(たいぐう)しなくなれば、Aはきっとただの壬氏(ジンシ)付の侍女に戻る。



玉葉妃(ギョクヨウひ)「そうね。でも、それだけじゃないのよね、、。」



 何か意味深な発言をする玉葉妃(ギョクヨウひ)

A「それは、どういうことですか?」


玉葉妃(ギョクヨウひ)「ふふっ、、何でもないわ。ごめんね?困らせてしまって、。」


 Aもできればこんな(おだ)やかな玉葉妃(ギョクヨウひ)を、敵になんてしたくないに決まっている。



A「玉葉(ギョクヨウ)さま。私は、、(おん)(あだ)で返すことはしません。」



玉葉妃(ギョクヨウひ)「そうね。貴方は優しいものね。ありがとう。」



 その後は、ゆったり過ごした。


 二日後。

 猫猫(マオマオ)翡翠宮(ひすいきゅう)に戻ってきた。

 ただし、(ほほ)に傷をつくってだ。



A「な、、何その傷!?」


 Aが口を開き、顔を真っ青にして猫猫(マオマオ)の顔を見る。


猫猫(マオマオ)「色々あって、むしょくになった女官にやられた。」


A「、、その女官何処にいるの?ちょっとお話してくるっ」


 

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しずく(プロフ) - わー!、!!めちゃくちゃ面白いです( ; ; )更新楽しみにしてます(T_T) (2月19日 22時) (レス) @page35 id: 4b943a174f (このIDを非表示/違反報告)
xxximmmmmxxx(プロフ) - 次楽しみに待ってます!! (2月6日 1時) (レス) id: 0c1ea22a5d (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 次話楽しみに待っています! (12月23日 7時) (レス) id: 2687dfcef7 (このIDを非表示/違反報告)
トルテ(プロフ) - この作品更新されるの毎日待ってます。更新頑張ってください! (12月19日 21時) (レス) id: 7cb7ad9413 (このIDを非表示/違反報告)
華夏(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい! (12月16日 15時) (レス) id: 4daddb2be0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみ | 作成日時:2023年11月26日 21時

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