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278話 ページ28

老師(せんせい)「よもや、こんな小娘が本当に謎解きするとは」


A「(し、失礼な)」


老師(ろうし)「王母がこの地を治められたのは、(たぐい)まれない聡明さがあったからこそと言われています。」


A「(そうでしょうね。じゃなきゃこんな厄介(やっかい)(びょう)が作れるもんですか、、)」


 Aは首縦にふり、話を聞いている。



老師(せんせい)「この際、血をもっと薄めるのであれば、いっそこの者を取り込んでみては?」


A「へ?」


 Aは思わず、口をぽかんと開けてしまう。

A「(何言ってるのこの爺さん!?猫猫(マオマオ)だったら(くつ)投げつけてるよ!?)」


帝「それも面白いが、、壬氏(ジンシ)を敵に回す事になってしまうなぁ。胸周りは十分なのだが、、」

 帝も話に乗ってしまう。

 妃にするかの判断は胸の大きさ。

 Aはため息をつきたくなる。


老師(せんせい)「しかし、それを快く思わないも連中も多いでしょう。」


 老宦官は目を細めてAを見る。


A「、、(なぜ私を見る)」


老師(せんせい)「お気をつけ下さい。」


帝「わかっておるよ。」


老師(せんせい)「いえ、主上のことは分かっております。」


 老宦官は壬氏(ジンシ)を見る。



壬氏(ジンシ)「、、、、分かっている。」



A「、、、(私は何も知りません。存じ上げません。)」


 Aは壬氏(ジンシ)が何者か、一瞬考えてしまった。

 だがすぐに知らぬが仏と忘れることにした、



















 後日、後悔する事を知らずにだ。








✳Aの豆知識✳



 『色が識別困難』
 
※現代で言うところの色覚異常、色覚障害です。

 人間の網膜には、赤青緑の三色を識別できる能力があります。

 それが識別困難になる。

 個体差はあります。

 識別できるがしづらいや、三色のうち一色がほとんど区別できない。

 または、ほとんど識別できないため白黒にみえるなど様々。



A「知っておいて損はないです。しかしあの老師。失礼だったなぁ、、」



壬氏(ジンシ)「薬屋、お茶を淹れてくれないか?」



A「はい、ただいまお淹れ致します。」



 

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しずく(プロフ) - わー!、!!めちゃくちゃ面白いです( ; ; )更新楽しみにしてます(T_T) (2月19日 22時) (レス) @page35 id: 4b943a174f (このIDを非表示/違反報告)
xxximmmmmxxx(プロフ) - 次楽しみに待ってます!! (2月6日 1時) (レス) id: 0c1ea22a5d (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 次話楽しみに待っています! (12月23日 7時) (レス) id: 2687dfcef7 (このIDを非表示/違反報告)
トルテ(プロフ) - この作品更新されるの毎日待ってます。更新頑張ってください! (12月19日 21時) (レス) id: 7cb7ad9413 (このIDを非表示/違反報告)
華夏(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい! (12月16日 15時) (レス) id: 4daddb2be0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみ | 作成日時:2023年11月26日 21時

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