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252話 ページ2

A「ええ。媚 薬(びやく)入りの強い酒をたくさん。」


壬氏(ジンシ)「よく(おど)れたな。」



 じっとりとした目で見つめる壬氏(ジンシ)

A「私のことは良いのです。それよりも壬氏(ジンシ)さまの(かみ)()かなくては」


 そう言って部屋に入ると、猫猫(マオマオ)高順(ガオシュン)が二人の帰りを待っていた。


高順(ガオシュン)「おかえりなさいませ。」


猫猫(マオマオ)「おかえりなさっちょっ!?」



 
 猫猫(マオマオ)が言い終える前にAは勢いよく抱きつく。


A「マォマオ〜だぁ。」

 
 Aからは酒の香りと、別のものの香りがする。
 猫猫(マオマオ)は思わず半眼になる。


猫猫(マオマオ)「酒と媚 薬(びやく)の匂い。」

高順(ガオシュン)「び、媚 薬(びやく)?」



 Aはまたたびを得た猫のように猫猫(マオマオ)にすりつく。




壬氏(ジンシ)(かみ)かがまだ()れているぞ!」



 嫉妬(しっと)からか少し口調が荒い。



 猫猫(マオマオ)は抱きついているAを()がし、高順(ガオシュン)はAに手ぬぐいを渡す。


 Aは少しよろよろしているが、壬氏(ジンシ)の後ろに座り優しく(かみ)()いてやる。



A「壬氏(ジンシ)さまは本当に綺麗(きれい)ですね。」


 酒に()っているAはうっとりと微笑みながら壬氏(ジンシ)()める。

壬氏(ジンシ)「、、、美しいのはお前の方であろう。」



 口を()がらせ(ほほ)を桃色に染める壬氏(ジンシ)は少々いじけ気味だ。


壬氏(ジンシ)「私は近くでお前の(まい)を見ていない。」



 Aは動きを止める。

猫猫(マオマオ)「(うげぇ、、)」

高順(ガオシュン)「(はぁ、、)」



 二人は面倒(くさ)そうに引いている。

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しずく(プロフ) - わー!、!!めちゃくちゃ面白いです( ; ; )更新楽しみにしてます(T_T) (2月19日 22時) (レス) @page35 id: 4b943a174f (このIDを非表示/違反報告)
xxximmmmmxxx(プロフ) - 次楽しみに待ってます!! (2月6日 1時) (レス) id: 0c1ea22a5d (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 次話楽しみに待っています! (12月23日 7時) (レス) id: 2687dfcef7 (このIDを非表示/違反報告)
トルテ(プロフ) - この作品更新されるの毎日待ってます。更新頑張ってください! (12月19日 21時) (レス) id: 7cb7ad9413 (このIDを非表示/違反報告)
華夏(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい! (12月16日 15時) (レス) id: 4daddb2be0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみ | 作成日時:2023年11月26日 21時

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