~束縛~ A.Shirahama

束縛 35 ページ35

龍友side

タクシーに乗ったのはええけど
Aちゃんは一向に喋らへん

やっぱり、無理矢理連れてきたんはあかんだよな？

そんな考えが頭の中をグルグルさ迷っていた

『どうして、あんなことしたの...』

龍「どうしてって言われてもなぁ...
俺には分からんかな...でも、苦しんどる人をほっとくほど俺は冷たないで？」

やばい、今の俺今世紀最大かっこよかったんちゃう！？←

『みんながこんなことするから、また亜嵐が暴れちゃうの！余計なことしないでよっ！』

タクシーを止めて降りようとしたから
腕つかんで引き込んだ

『離して！帰らせて！あんたには関係ないじゃん！離してよっ！』

そう言われてもなぁ、玲於に逃がすなって言われてるし...


ここで逃がしたら多分玲於一生俺と口聞いてくれへんもん

やから、返事はノーや


龍「前も言うたやん、Aちゃんがドンだけ亜嵐に会いたがっても会わせへんって聞き分け悪いやっちゃなぁ？」

少し喧嘩腰に言うと、この子なりに睨んできた

まってその顔そそる←だまれBy玲於

『あんたなんて大っ嫌い』

龍「そーかそーか、そりゃ光栄なこったわ」

そう言って流した

運転手さんには、ドアの鍵をオートロックで閉めてもらったから
Aちゃんも逃げれやんなった



これじゃ、俺も亜嵐君みたいやんw

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