ライアー 【Sho】

Liar 5 ページ5

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「あ、紫耀！！おせーぞ！」









カキーンといい音が響くこの場所








どこに連れていかれるのかと思えば、まさかのバッティングセンターだった









目の前には見たことの無い大学生たちが沢山いた





私なんて場違いすぎる









「ん？誰その子」





「紫耀ちゃんが彼女連れてきたあ！」









「ちげぇよ、学校の奴

つまんなそうだから連れてきた」









そう言ってチラッと私を見た平野くん







何でこんな大学生たちと仲良いの？









「そうなの？

でもちょうど良かった！！



バッティング対決で女子1人足りなかったんだよ

入って入って！」






え、えーーー！！



私バッティングとかしたことないんだけど、！！









.









.









「あんた紫耀の友達？」




「高2だって？若いねー

って、彼奴もそうか」








結局私も参加することになり、私はなぜか大学生たちに挟まれて座っている









そしてぐいぐいと私に話題を振ってくる









もう私は怖いの一点張り









この人たちが平野くんの友達……！？






そういえばこの人、いつも学校サボって何かしてるってあすみが言ってたっけ…









どうしよう、私……こんな所に









「彼奴って学校で目立つでしょ？


外見あんなだし、なんでもできちゃうし」





「スポーツなんかやらせたら誰も敵わないもんな

努力しなくてもこなせちゃう奴っているんだよな〜」









確かに平野くんは目立つ



茶色に染められた髪に左耳にはピアス









確か体育祭では大活躍してたっけ







今だって、軽々とホームランを打っていた








…何でも出来る









………私と、正反対だ

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