虎少年と僕少女 2

葡萄 ページ28

Aside



探偵社とギルドが衝突したのが早くなったのも
マフィアのせいか。


でも遅かれ早かれこうなるんだ。




ｶﾞﾀﾝ

2人「?!」


A「これ……
ぶどうの枝。」


ナオミ「ドアが開きません！」



春野「このままじゃ」

ナオミ「押し潰されますわ！」




A「2人とも落ち着いてください。
潰されることは無いです、大丈夫、
私たちを狙ったってことはなにか要求してくるはず。

話をする前に潰すなんてことありません。」




ナオミ「え……」



「申し訳ないねお嬢さん方。」



その人は異能力の話をしてくれたけど


いいのかな、そんな弱点教えて。




A「ジョン・スタインベックだったっけ。」




ジョン「そうだけど……?!?!
なに?!」



A「今です二人とも逃げて!!!」




2人「?!?!」




A「あなたの異能は体と木を融合させる異能、
てことは木があなたの体の1部ってことになる。


あなたが体を持ってる限り私には勝てないよ。」



ジョン「なるほど……
君のことを調べたけど何も出てこなかったのはこの異能を探偵社の人達に知られたくなかったからだね。」





A「?!」



ジョン「スキあり」




2人「ｷｬｧｧ!!!」




A「?!」



ジョン「さぁ、形勢逆転だよ。」





ﾗﾌﾞｸﾗﾌﾄ「ん？奇妙な国…この季節に……雪が。」



ﾊﾞｧﾝ


ジョン「何?!」



国木田さん!!!



今のうちに2人のところに




A「ﾁｯ!!」

枝が邪魔で！





谷崎「ナオミ！逃げるんだ！
5分後麓の鉄道を旅客列車が通る！
10秒だけ止まるように話をつけてある飛び乗れ！」



ナオミ「でもAさんが」




A「後で必ず行くから！先に行って！」





春野「行きましょうナオミちゃん」

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