テスト返し事件 ページ12
Aside
涼羽くんからの連絡が完璧に途絶えた。
認めたくないけど…
通知順が一番下になってしまった。
テストが終わり、
テスト返し。
山口「集田。」
A「え…。」
山口「惜しかったな。」
97点…。
なんで?
山口「クラス中3位だぞ!」
青葉はちゃんと努力が実った。
じゃあ私は?
え…
98?
一個前の席の人。
竹島さん。
1点差で負けた…?
青葉「A!見てみてうちの点数!」
A「さっき見た!見えた!!!」
青葉「A…?」
なんで泣いてるんだあたし…。
いや、もうわかってる。
竹島さんにはノートの点数すら負けた。
今まで私が一番評価良くて
先生が言ったこととか
大事なところは色ペンで書いてあったのに。
あの子のノートは
白黒で
白チョークで書いたようなノートだったのに。
青葉「…先生。これ、どういうことっすか?
問題集のこれとテストのこれ、問題同じなのになんでバツなんですか。」
山口「あーこれか。日本語が違うだろ。」
青葉「日本語だぁ?!ふざけんなよ…。
数学だっつってんだろ。なんで日本語の問題出してんだよ。」
山口「わからなかったお前が悪い。」
青葉「なんだと…?」
A「ごめん青葉。
そこのところあたしも聞きたかったから。
そっか。日本語の間違いなんだ。」
青葉「ほらA泣かした。」
山口「え、俺なの?!」←
あとから知った。
その問題、青葉は正解をしていた。
青葉はまた私のために怒ってくれた。
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青葉side
山口「青葉。」
青葉「あーい。」
山口「よく頑張ったな!」
青葉「え、うぉぉ!やべぇ!83?!ありえん!!!」
山口「クラス中3位だぞ!」
青葉「まじで?!やったー!!!!!!」
その事が嬉しくてAに報告しようとしたら、
一番後ろで黒板に背を向けてうずくまってる
Aがいた。
100点取れて嬉しいのかな?
話しかけると
Aは泣いていた。
100点撮れなかったのがそんなに悔しかったのか?
だから先生に講義しに行った。
ムカつく言葉が帰ってきた。
それに言い返した。
でもAが止めた。
おかしくない?!数学なのに日本語の問題とか。
まじで腹立つ、
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作者名:英英王 | 作成日時:2018年6月14日 16時