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Aside
それからというものの
いつも通りの日常な訳だが
ブロックされたのがショックすぎて立ち直れずにいた。
いつまで引きずるんだろう。
なんにも思い出せないの。
すぐに会えると思ってたから。
目に焼き付けておかなかった。
流石に…キモイ…かな?
どこを歩いてても車に乗ってても
涼羽くんの車を探してる。
4月
高校二年生になった
青葉と莉愛とはまた同じクラスにだった。
バスケの新人大会があり、
入部してきた2人の後輩を連れて
試合に挑んだ。
その帰り道
秀がまた家まで送ってくれた。
秀「なぁ…」
A「ん?」
秀「涼羽ってやつのことは忘れたのか?」
A「忘れたっていうか…思い出せない。」
秀「思い出せない?なんで?」
A「分からないよ…」
秀「じゃあ…そのままでいいんじゃねぇの?」
A「そんな、」
秀「だって、その方がAも次に進めんだろ。」
A「次って…?」
秀「…俺じゃダメ?」
A「え?!」
秀「Aが弱ってる時に付け入るのはやりたくなかったけど…
俺、Aが苦しい思いしてるの嫌だから。」
A「秀…」
秀「じゃ、家には届けたから。
また学校で!!!」
その後、秀は走って駅に向かっていった。
秀は優しいからそう言ってくれてるけど、
やっぱりまだちょっとそういうふうには思えない。
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作者名:英英王 | 作成日時:2018年6月14日 16時