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「こんにちは、Aさん。」
『こんにちは、安室さん。』
車の前で立ち、微笑む安室さんは、シンプルな甚平を着ていた。
和服も似合うんだな、なんて考えていると、安室さんが助手席の扉を開けてくれる。
『…別に自分でも開けられますけど…』
「いいんです、これくらいやらせて下さい。」
その意味を理解出来ず、首を傾げるが、まぁいいやと諦めて車に乗り込んだ。
しばらく進むと、パーキングで車を停めて神社まで歩く。
からんからん。と鳴る下駄の音が心地良い。
「やっぱりいいですね。僕こういう日本らしいものが好きなんです」
『へぇ…じゃあ富士山とか好きそうですね』
「はい。というか、日本が大好きです」
見た目日本人らしくないのにな。と思ったが、なんだか言っていけないような気がして黙っておく。
神社の中は人で溢れかえっていた。
『わぁ…』
「(目が輝いてる可愛い…)」
ふと、後ろから視線を感じて振り返る。
しかし、周りには誰もいない…というのは語弊があるが、怪しい人物は誰もいない。
気のせいか。と、その考えを振り切った。
『あ、安室さん。チョコバナナ買ってきていいですか?』
「もちろん。あ、じゃんけんのタイプですね。」
『そうです。…すいません、お願いします。』
300円を渡して、お兄さんとジャンケンをする。
私がグーを出すとお兄さんはチョキで、勝つことが出来た。
「おっ!おめでとう!じゃあ2つ選んでな!」
『ありがとうございます。』
そう言って私は、水色のやつと普通のやつを手に取り、普通のチョコの方をくわえる。
そして、安室さんの口元に水色のやつを近づけた。
『はい、どうぞ。』
「!…いいんですか?」
『はい』と頷くと、「ありがとうございます」と安室さんは笑い、受け取ってくれた。
「では、Aさんにこちらを。」
『…いつ買ったんです?』
「つい先程」
にっこりと笑いながら、私に某ハムスターのキャラクターのお面を差し出す安室さん。
『…アム太郎?』
なんとなく思い浮かんだ事を呟けば、安室さんにアム太…ハムスターのお面で叩かれた。
「…。」
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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時