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3ー2 ページ27





「え?夏祭りですか?」


「そうです!Aも行きたいみたいなんですけど、相手がいなくて…」


『蘭、言い方。』


「安室さん、Aと一緒にどうですか!?」


『無視かおい。』


ポアロにて、半ば私を無視して話を進める蘭にため息をつく。


というか私最近ここにくる頻度高くねぇか…

…減らそう。うん。


なんて考えていると


「えぇ、大丈夫ですよ。明日はバイトもありませんし。」


「!良かった!じゃあAのこと宜しくお願いしますね!」

『って、なんか決まってるし…』



嬉しそうに、にこにこと笑う安室さんと蘭。

とくに安室さんなんかは、花が飛びそうな勢いだ。


『…?安室さん、お祭り好きなんですか?』


「そうですね、こういうのは好きです。ですが、それ以上にAさんとデート出来ることが嬉しくて…」


『…?はぁ。』


なんだか呆れたような声が出てしまったが、まぁいいだろう。多分。


「Aさんは、浴衣とか着ますか?」


『んー…家にあれば、ですかね。』


「あ、じゃあ無かったら私のやつ貸すね!」


『いいよ、そんな…無かったら兄さん買ってくれるだろうし』


そう言いながら、頼んだアイスティーをズーッと飲む。


「では明日、16時頃Aさんをお迎えに参りますね。」


『え、別に大丈』


「参りますね。」


『…お願いします』



また黒い笑みを浮かべる安室さんに負け、結局お願いすることになった。

お祭りか。と、どこかわくわくしている自分がいて、ちょっと楽しみだなぁなんて考えた。







『ただいまー。』


「おう、おかえり」


『あれ、今日早い…わぁ。』


まだ5時頃なのに兄の声が聞こえ、珍しいなとリビングを覗くと、芥川さんが座っていた。



「ケホッ…邪魔しているぞ、A」


『あー、はい。』


『いらっしゃいです』と、頭を下げてから自室に向かい、ラフなTシャツとハーフパンツに着替える。


しばらく部屋を物色して、浴衣が無いか探すが、中々見当たらない。


兄さんに聞くか。と扉を開けると、お酒の匂いで充満するリビングに、眉をひそめた。

3ー3→←3ー1『お祭りデート』



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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時

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