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2ー5 ページ19






向かおうとした時、別の宿泊客がきた。


「もー…朝からこんなに飲むからよ」


「まぁ、勇太は酒好きだからな…」


「はぁ…っ…部屋に連れてくわね」


「ふふ、いってらっしゃーい」



少し丸い男の人、長袖の女の人、茶髪の女の人、酔いつぶれたであろう男性が1人。

長袖の女の人は男の人を半ば引きずるようにエレベーターに乗り込んだ。



ただの客だとは思うが、やけにその4人組が気になってしまった。

しかし、もう蘭たちはいなかったため、慌ててコナンくんと共に追いかけた。




女子は305号室、男子は306号室と別れているようで、コナンくんと別れた。



『ん、ごめん遅くなった』


「あ、Aお姉さん来た!」


「今ね、この部屋綺麗って話してたの!」


歩美ちゃんと蘭が嬉しそうに、周りをキョロキョロとする。

可愛いな、なんて思いながら、『そうだな』と返す。


『!…この花、綺麗』


「本当ね。花瓶もシンプルで素敵」


部屋に飾ってある花瓶に刺さる花はガーベラで、赤、黄色、桃色と鮮やかだ。

花に、そっと触れてみた。




その瞬間



『っ!!』


悪寒がした。

背中を駆け巡る、気持ち悪い感覚。


「…Aさん?どうしたの?」


『…悪ぃ哀ちゃん。なんでもないよ。』


心配そうに覗き込んでくる彼女の頭を優しく撫でた。

哀ちゃんは、一瞬目を見開いて、目を伏せた。


『…哀ちゃん?』


「…いえ。私には姉がいて…今はもう、亡くなったのだけど…その姉を思い出してしまって。」


そういう哀ちゃんの表情は、寂しいのもあるだろうが、また違う何かも感じた。

しかしそれには気づかないことにして、彼女の頭をまた優しく撫でた。


『…なら、君さえよければ私を姉と思えばいい。君みたいな妹がいれば、可愛がるだろうからな』


そういって微笑めば、彼女も笑ってくれた。


「えぇ、そうさせて貰うわ」


「あー!哀ちゃんずるーい!歩美も撫でてー!」


『あぁ、いいよ。』


優しく撫でれば、歩美ちゃんは嬉しそうに笑った。

それを見てか園子が


「あんた本当に子供好きよねぇ」


というので


『あぁ、可愛いし癒されるからな』


頬を緩ませながら言った。

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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時

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