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息を吸って、拗ねる乱歩さんの裾を引っ張った。



「ん?どうしたのAちゃ」


『…あの…ら、乱歩兄さんが、かっこよく推理するところ…見たい、なぁ…?』


少しぎこちなくなったが、確かに晶子さんに言われた言葉をそのまま言った。

本当にこれでいいのだろうか。と、疑問に思っていた時。


「ふ、ふふん。そこまで言われちゃしょうがないね!」


乱歩さんが、元気になった。



「ちゃーんと僕の活躍見てるんだよ?…異能力、《超推理》」



乱歩さんの周りを、優しい風と緑の文字列が包み込んで、くるくると回る。

それが落ち着くと、乱歩さんは「なるほど」と声をもらした。



「…そういうことか。犯人は…君だね?美加さん」


「え…」


美加さんが、静かに目を見開いた。

その少し後ろで、安室さんとコナンくんも目を見開いている。



「凶器は恐らく花瓶だ。この部屋に花が飾ってない。それに血に混じって死体が少し濡れている。

割れた花瓶は、窓の外から海に捨てた。

それから、さっきそこの子が触れていたけど…君、怪我してるよね?それは階段で転んだからではなく、被害者と揉めたから。

ここでは基本はエレベーター移動だ。階段は非常階段しかないけど、それだと遠回りになってしまう。わざわざ使うわけがない。

それからキーカードだけど、無くなったのは嘘。殺害後、カードを持たずに部屋を出た。」



乱歩さんは、ペラペラとどこからそんな情報を手に入れたのか、お得意の推理を披露していく。


「(なんだこの人…なんでそんなに情報を!?俺だって、安室さんだってまだ何も分かって無かったのに!!)」


「そして、揉めた理由は…酔った彼が暴力を奮ってきたからだ。

酒好きな彼は、普段から君に暴力を奮っていたんだね。彼の手が傷ついているし、何より君は…さっきから長袖を来ている。こんな暑いのにね。

そして今回もターゲットにされた君は、自分の身を守るために彼を殺した。そうだろう?」


美加さんは、きゅ。と左手首で右手首を掴んでいる。

はぁ…と一息ついてから、「そうよ」と告げた。


「貴方の言う通り。あいつに流石に殺されそうになったから、殺したの。」


「美加…!」


「っ辛かったのよ!!酒飲んでは暴力奮って、別れようって言えばまた暴力…っ…耐えられなかったのよ…!!」


そう言いながら、彼女は崩れ落ちた。

しばらくしてパトカーが到着し、彼女は逮捕されてった。

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佐倉優衣(プロフ) - ゆいさん» あ、本当ですね!申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます! (2018年6月3日 15時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 助っ席ではなく、助手席では? (2018年6月3日 14時) (レス) id: a6574a601a (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユキナさん» 続きを考えて頂けるほど、深く考えて頂きありがとうございます!そうですね、入れたいとは思ってます( *´ ∀ `) (2018年5月28日 23時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 次の話辺り、戦闘が開始されますね…太宰VS中也…安室さんも恋沙汰には入るかもなぁ♪ (2018年5月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!!頑張ります!(ノ´∀`*) (2018年5月28日 17時) (レス) id: c735a0a519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉優衣 | 作成日時:2018年5月24日 15時

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