その６【過去２】 ページ8
*
ｺﾝｺﾝ
ノックの音が聞こえた。
チルト「俺が出てくるよ。二人は、待っていて」
『うん！お母さん！編み物の続きしよ！』
ミル「えぇ。ここは、こうして…」
『うーん…こう？』
ミル「そう！上手よ！」
『えへへっ！』
ふと、お父さんが遅いと感じた。
それから、玄関から漂う、謎の匂い。
ミル「っ！？…この、匂いは…」
『？お母さん？』
ミル「A！貴方は、クローゼットに隠れて！」
『え？どうし「良いから！」…はい。』
クローゼットの扉をあけて、服の中に隠れた。
『(どうしたんだろう…？)』
すると、ドタバタと足音が聞こえる。
「────！─────────！」
「───！───────！────！」
誰かと誰かの、言い争う声。
すこし扉をあけ、間を覗く。
声の正体は、母さんと知らない男だった。
ミル「何するの！？離して！」
「ハッ化け物め！お前は、実験台になるんだよ！もしかしたら、その能力が、巨人に使えるかも知れんからな！」
ミル「そんなっ！貴方達は誰なの！？」
「俺らは、一部の憲兵団ってヤツさ！速く連れていけ！」
「娘の方は、どうしますか！？」
「なぁに。まだ子供だろ。放っておけば、その内餓死でもすんだろ」
「はっ！」
ミル「いやっ！離して！」
お母さんが…連れていかれる…？
嫌だ…そんなのっ…！
『嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁっ！』
ﾊﾞｧﾝｯ
扉を思いきりあけ、母さんを引っ張ってる男に体当たりをした。
「うぉっ！？」
ミル「Aっ！？どうしてっ…！」
『お母さんを離せっ！離せぇぇぇぇっ！』
何度も何度も、ポカポカと叩く。
「っ…！うるせぇっ！化け物が！」
『ひぎっ…！』
襟元を捕まれ、壁に打ち付けられた。
『ぐっ…誰かっ…誰か、助けてぇぇぇぇっ！』
声が枯れる程、思いきり叫んだ。
わかってる。皆が僕らの事を嫌ってることくらい。
だけど…助けてくれると信じて、叫んだ。
だけど、誰かが来る筈もなく。
母さんは、玄関に向かって引きずられて行った。
『嫌だ…お母さんっ…誰かっ…』
その時、一人の声が聞こえた。
男の子「お前ら、何やってんだよ！」
女の子「誘拐…？…最低。」
──君達は…誰？
*
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わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中 - えええ？！アルミンちょーイケメン！！！すき！格好いい！！！ (11月17日 10時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ユウナさん» ありがとうございます！感動ですか？嬉しい限りですね！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月30日 21時) (レス) id: 997df223f8 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ - 完結おめでとうございます！感動しました！ (2016年7月30日 21時) (レス) id: 24eec5c908 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - junjun7_3さん» ありがとうございます！ちょっと焦りつつはありましたが、何とか完結させることが出来ました！ありがとうございました！ (2015年7月13日 18時) (レス) id: 997df223f8 (このIDを非表示/違反報告)
junjun7_3(プロフ) - 完結オメデトウございます！ちょいちょい読みに来てました！よかったデス！^_^ (2015年7月13日 16時) (レス) id: 25bfa584c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐倉優衣 | 作成日時：2015年4月12日 23時
