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ハッピーエンドが３つ ページ5
『特別に教えます。外部に流すのは駄目ですよ？
私のユニーク魔法、
これは相手の事を思い浮かべることで、相手の欲しい色や形、さらには付けて欲しい装飾が分かるの。靴業界で働く私にぴったりなユニーク魔法でしょう？』
「…確かに、ぴったりなユニーク魔法ね。」
『ふふっ、そうでしょう？』
Aはヴィルに微笑むと、次にルークに靴が入っているであろう箱を渡す。
『どうぞ。』
「……＿素晴らしい！」
ルークの靴は動きやすく、黒色のブーツだった。
狩人がよく履いてある靴といえば分かるだろうか。
「ボーテ！！本当に嬉しいよ！」
『喜んでくれて何よりよ。』
次の瞬間、ルークは胸に矢が刺さったような感覚に襲われた。恋や愛というものではなく、心は悲しく、苦しいものだった。
「ルーク？どうしたの？」
「…！嗚呼、何でもないよ。」
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作者名：キナコ | 作成日時：2020年11月15日 14時
