４，自己犠牲の塊である彼女 ページ4
【Aside】
『あーあ、笑った。』
エース「そんなに笑わなくてもよくねぇ！？」
『取り敢えず、私は失礼するよ。』
エース「おい！ただオレをただ笑っただけじゃん！」
『そうだけど。』
エース 「くっそー！！」
私はその場を静かに去った。ご飯を食べている途中にリリア先輩が瞬間移動でユウさんのところに向かい、何か喋っていたが、私には全く聞こえなかった。遠目で見ていたが、ハーツラビュルの寮長かエースに説教をしていた。
◆◆◆
『ふぅ、疲れたなぁ………』
私は放課後、教室の掃除を１人でやり、自分の寮に帰るために廊下を歩いていた。
『(皆は、部活を決め終わっているのかな？)』
そう私が思いながら、階段までたどり着いた時だった。聞いたことがある声が聞こえてきたのだ。
『(あ…………)』
私はすぐに隠れた。声の主たちは、マレウス先輩とリリア先輩は一緒にいる人たちだった。
セベク「早く若様のところに向かうぞ！！！」
シルバー「分かってる……少し静かにしてくれ。」
，
『(確か……シルバーさんと、セベクだっけ？)』
話したこともないし、２人は私を敵対視しているような感じだったから。
『(もっと、ゆっくり帰ろう………)』
そう思った時だった……
『(………え？)』
階段を降りようとしていたシルバーさんの体がぐらりと前に傾いており、驚いたセベクくんが手をのばして彼を掴もうとするがそれよりも早く体が前へ前へ傾く。
セベク「ッ、シルバー！」
，
『(駄目だ………このままじゃ間に合わない！)』
，
，
，
『____駄目ッ!!』
私は素早く瞬間移動を使い、セベクくんより先にシルバーさんに手を伸ばし、手を掴んだ。シルバーさんの顔を見ると、何故か寝ていた。
セベク「なッ！！魔女！？」
そう驚いたセベクくんの声が聞こえた。私はそのままシルバーさんと入れ替わるように階段から落ちていく。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 463人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キナコ(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます！続篇を作って暫くしたら上げたいと思います！ (2020年12月19日 12時) (
レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年12月19日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キナコ | 作成日時：2020年6月20日 8時
