26,はっきり言って迷惑だ ページ26
そうAが指示すると、壺を持った女性は壺の水を浮かせ、石像に向かって水を放った。あっという間に消火は出来たが……
『少し……焦げてる』
レイ「っ、君達は何をやっているんだ!!!!」
と、レイは喧嘩をした2人に怒鳴りつける。するとグリムが口を開いた。
グリム「コイツが風の向きを変えるからだゾ!大人しく燃やされろっ!」
???「そう言われて燃やされる奴がいるかっての!」
と、2人がまた言い合っている。その時だった。
クロウリー「こらー!!!なんの騒ぎです!」
騒ぎを聞きつけた学園長がやって来た。
『(やっと学園長が来た………)』
そう安心していると、突然Aの身体が倒れそうになる。しかし、それを感づいたレイがAを支えた。
レイ「大丈夫?」
『え?あ、う、うん。大丈夫。』
学園長はハッとした様子でAに話しかける。
クロウリー「Aさん!だ、だだだ大丈夫ですか!?熱ですか!?それともた、たたた体調不良ですか!?」
ユウ「が、学園長…………落ち着いてください。」
『あ、学園長、えっと、大丈夫です。あの石像を消火する為に久しぶりに召喚魔法を使ったせいで、魔力を沢山消耗してしまって………大丈夫です。目眩がする程度ですから。』
レイ「…はぁ、君達。火遊びはお外でやってくれ。はっきり言って迷惑だ。」
???「はぁ?お前みたいな特待生さんに言われたくねぇよ」
グリム「コイツ!生意気なんだゾ!」
レイ「生意気なのは君達だろう!」
少しオレンジ色の髪をした男子とグリムがレイに反撃のように言うが、レイの正論に負けてしまう。
それを見た学園長は目を覆い、溜息をついた。
『(レイ、言い過ぎだと思う………学園長は大丈夫だろうか。)』
ユウ「あの、僕も言うけど、本当に大丈夫?」
『言ってるじゃん。目眩がするだけ。』
そうAが言うと、ユウは安心した様子だった。すると暫く黙っていた学園長は、問題の1人と1匹に告げた。
27,無理だけはしないで→←25,ウンディーネよ、火を消したまえ
340人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キナコ(プロフ) - moneさん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年6月11日 20時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
mone - 続きが楽しみです!更新頑張ってくださいね! (2020年6月11日 15時) (レス) id: 1029d3705d (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - モヤシさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年6月4日 16時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
モヤシ - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月3日 15時) (レス) id: 6624aad145 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キナコ | 作成日時:2020年5月30日 11時