13、嘘はつかないで欲しい。 ページ14
そう私が言っていると、足音がしてきた。
『(誰………なのかな?)』
そう思っていると、
ガギンッと音がした。
どうやら刀と刀がぶつかり合った音らしかった。
「あら?どうして邪魔するんです?冨岡さん。」
……見たことある。蝶の羽織りを着たこの女性を。
『嗚呼、久しぶりですねぇ、鬼狩りさん。』
「まぁ、柘木 Aさんじゃないですか。」
『あら?名前を覚えてくれたんですねぇ、いちいち名前なんか覚えなくていいのに、』
「私は貴方と仲良くなれる気がしますので。」
そうニコニコ笑う彼女。
,
,
嘘つき、
貴方の瞳には憎しみと復讐心しかない。
それに瞳が笑ってないもの。
まるで私と瓜二つ。
『嘘つきは泥棒の始まりですよ?下手な嘘をつかなくても結構です。』
「____っ!!」
そう驚愕する彼女、相当ショックなのか?と思いながら続けた。
『私は面と向かって嫌いと言ってくれたらいいです。私は面と向かって言わない人がイラつくんですよ。今の貴方にもイラついてますよ。』
私は面と向かって本音で言わない人を見るとイライラするのだ。
『本音で言ってくださいよ。私は怒りませんので、』
「っ、」
『あ、ここで言うのが嫌なんですね。分かりました。また今度言ってもらいましょうか。』
今の私の顔は、悪魔の笑みだろうか、
分からない、だって鏡がないもの。
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キナコ(プロフ) - 藍梨さん» はい!これからは気長に更新をしていこうと思います! (2022年4月3日 14時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
藍梨(プロフ) - すっごく面白いです!この作品に引き込まれるように読んでしまいました!続き頑張ってください、応援しています! (2021年9月20日 10時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
苺谷らむ(プロフ) - キナコさん» 体調にも気をつけてくださいねッ (2020年12月13日 20時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 苺谷らむさん» はい!ゆっくり自分のペースでやっていこうと思います! (2020年12月11日 22時) (レス) id: ea8df4566c (このIDを非表示/違反報告)
苺谷らむ(プロフ) - ここここっ更新停止だとぉぉぉぉぉ復活、待ってますっする← (2020年12月2日 15時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キナコ | 作成日時:2020年3月2日 22時